前回の記事は「季節の変わり目の体調不良の時には腎臓を温めてみよう」でした。
昨日は暑かったですね。しかし、関東はまだ梅雨明けしていないので、気温の温度差には注意しておきたいところです。
自分の身体のパターンは知っておいた方がいい
前回、季節の変わり目には循環器の機能である腎臓に疲れが出るという話を書きました。そして、疲れや不調が出たらその箇所を温めることで癒してあげましょうという内容でした。
実際、僕自身が腎臓に疲れを感じていたので温めながらそれをそのまま記事にしたわけですが、その次の日である昨日は、腎臓についてはほぼ違和感なく回復していました。
しかしながら、昨日の午前中は少しお腹の方(大腸、小腸)に不調を感じていました。
ということで、昨日の朝はお腹に温水シャワーを念入りに当てて、手がすいたときはお腹に手を当てて、気功の方でもお腹を温めるようにして、疲れを癒してあげました。疲れや不調のある箇所は温めて癒してあげる、これ鉄板です。
実は、僕的には[腎臓が疲れる→お腹が不調になる]というのはセットみたいなものになっています。読者の中でも同じような人もいるかと思います。
この[腎臓が疲れる→お腹が不調になる]のパターンには、僕の身体的には明確な理由があります。
内臓という機能は体調などにより身体の中で少し場所を移動したりします。ヨガの上級者であれば自分で内臓の位置を動かしたりもしています。
で、腎臓に疲れや不調がくるということは腎臓がバランスを崩しているということになるのですが、そうすると腎臓はいつも定位置よりも下の方に下りてきます。私たちが疲れている時にだらっとしてしまうように、腎臓君もだらっとしてしまうのです。
腎臓君が下がってくると、その重みで当然ながら腎臓の下にある大腸や小腸が圧迫されます。僕らもそうですが、内臓たちも圧迫されれば不快になります。お腹もいつもよりも膨らみます。僕の場合、腎臓が不調となると急に少し太ったような感じとなるのですが、これは上から圧がかかっているために横に膨らんでいるだけです。その結果、僕が身体の調子に敏感な部分もあってか、お腹に不調を感じるということになるのです。
僕の中では、説明したようなパターンで[腎臓が疲れる→お腹が不調になる]が発動するだろうなと予測が立つので、取り扱いも手慣れたものです。温めてあげて痛みを和らげておけば、あとはホメオスタシスとして私たちに備わっている自然治癒力が働いてくれるので、安心して任せておけばいいのです。
ということで、今日は腎臓もお腹も違和感なく、お腹周りもスッキリです!!
コーチング関連の記事で、思考パターンや行動パターンについての話をいくつか書いていますが、自分の身体のパターンを知っておくということも、愉しく快適に過ごすために意識しておいてほしいところです。
なぜなら、自分に起きるパターンを知りどうしてそうなるのかを把握しておくと、その対処がしやすくなるからです。また場合によっては、そのパターンを書き換えることも出来るからです。
「なんでいつもこうなるんだろう」ということや、定期的に表面化する痛みなどには、何らかの同じパターンが潜んでいることが多いです。特に多いのは、姿勢、目やのどなどの特定の部位の使い過ぎ、食事などが影響しているパターンですね。
身体の姿勢や動きというのは、慣れ親しんで習慣化してしまっているので、なかなか自分では気づきにくいところです。しかし自分のパターンに気づいて、なおかつそれを改善する別なパターンを知ってしまえば、身体ほど書き換わりやすいことはありません。自分の身体のことなので思考パターンや行動パターンよりも圧倒的に臨場感が高く、その結果を目に見えてわかるので、継続がしやすいのです。
ということで、自分の身体の中で、いつも不調な所、たまに不調になるところ、疲れがたまりやすいところがある場合には、どうしてそうなるのかのを観察してみましょう。そこには同じ原因、同じパターンが潜んでいる可能性が大きいです。そしてそのパターンを見つけたならば、あとは正しい知識を知ることで快適な方向に書き換えやすくなるのです。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。