前回の記事は他力で自分を変えてしまう「自分を変革する3つの方法」でした。

大前研一さんの掲げる「自分を変革する3つの方法」の引用から、『ゴール設定』のイメージに合わせて、『時間配分』『住む場所』『つきあう人』移動させたら、『自分を変革する』という自分自身の移動も自然とされてしまう、という内容の話をしました。

 

今回の記事では、前回の記事であえて使っている『移動』という言葉にフォーカスして話をしていきます。

魔術師ならば困難な時こそ冷静であらねばならない~意識状態の移動

まずは、ただいま絶賛放映中のアニメ『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿 -魔眼蒐集列車 Grace note-』からの引用です。

 

「あっ先生、よく来てくださいました。私、もうどうしたらいいか、、、」

「情けないことを言うな。教えただろう。魔術師ならば、困難な時ほど冷静であらねばならないと」

『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿 -魔眼蒐集列車 Grace note-』EPISODE 2

 

これはロード・エルメロイⅡ世が、教え子であるメアリ・リル・ファーゴに数年ぶりに再会した時のシーンです。

会話に中で「どうしたらいいか」と気が動転しパニックを起こしている教え子のメアリに対し、ロード・エルメロイⅡ世は「魔術師ならば、困難な時ほど冷静であらねばならないと」と諭します。

簡単に言えば、ピンチな時ほど冷静になれということです。

 

で、ここでフォーカスしたいのは『移動』です。どのような移動かと言えば

気が動転している自分→冷静な自分

という移動です。

 

気が動転している自分も冷静な自分も、メアリという同じ人物を指しています。なのでロード・エルメロイⅡ世はメアリに対し、彼女の中の意識状態を『気が動転している自分→冷静な自分』に移動させてしかるべきなのではないかと話しているということになります。

 

なぜ意識状態の移動をするかといえば、それによって同じ人なのに行動や考え方が明らかに変化するからです。パニック状態で視界が狭まり思考停止となっている人であっても、冷静さを取り戻すことでパニック状態の時とは別人になったような的確な対応を出来るようになります。

 

普段は冷静沈着な人が、アルコールが入った途端に別人のようになることがありますが、これも意識状態の移動と捉えられます。

 

この意識状態の移動が自由自在に使えるようになると、自分の生活を快適な方向にデザインしていくことが手軽になります。

 

意識状態の移動の仕方は、抽象度の移動であり、認識を換えたり、視点の切り替えであり、呼吸法を使ったり、イメージを使ったり、変性意識状態を深めたりといろいろありますが、それら全部をひっくるめて気功と捉えることが出来ます。

 

気功をトレーニングすると、リラックス状態、落ち着いた状態、頭がさえている状態、ニュートラルな状態、楽しい気持ち、前向きな気持ち、などなど自分をいろいろな状態にすることが出来るようになります。(そういうトレーニングをすれば)

ということは、その時の自分自身が置かれている状況に応じて、自分が快適に過ごせる、または良いパフォーマンスが出来る意識状態に自由自在に移動出来るということです。そして、あとはその技術を自分がどうデザイン出来るかということになってきます。

 

気功を知らない人や気功という言葉にアレルギー反応がある人でも『気が動転している自分→冷静な自分』に移動することならば、わりかし簡単に出来ます。

参考記事:心がリラックスする方法(2018/7/10)←この辺の記事がとっかかりやすいかと

 

前回話しした、『ゴール設定』のイメージに合わせて『時間配分』『住む場所』『つきあう人』を移動させたら、『自分を変革する』というやり方は本当に実行すれば即効性の高い方法です。

 

それに比べると『自分の意識状態』を最適な状態に移行することは即効性には欠けますが、この方法はゆるやかですが確実に自分を変革させることができ、身に付けてしまえば一生使える技術ともなります。

 

人は意識状態によって同じ人でも全然パフォーマンスが変わるのです。

まぁ言ってみれば幸せも楽しさも、その時の意識状態次第です。

人生、笑って過ごしましょう!!

 

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

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