無意識を意識に上げる方法⑩ルーティンにする

前回の記事は「無意識を意識に上げる方法⑨情報を物理に落とす」でした。

私たちは新しい体験や学びから、直感的な気づきやひらめきを得ることが出来ます。

その気づきやひらめきをゴール設定や理想の自分の形成などへと生かしていきたいわけです。

しかしながら、気づきというのは瞬間的なもので私たちの脳はその気づきを長時間記憶しているわけではありません。長時間どころかすぐに忘れてしまいます。

なぜなら脳は手抜きが得意ですぐに覚えたふりをしますが、基本的には新しいことに取り組むよりも今までの習慣を維持することの方が大事なので、緊急事態でもない余計な情報を脳は重要だと判断しません。だからすぐに忘れてしまいます。

なので、せっかくの気づきを忘れずに取っておくことという作業が必要になります。

その方法として、気づきやひらめきという情報を情報のまま記憶しようとするのではなく、書いたり言葉にしたりして形として物理に落とし込むことが有効になります。

気づきを書いたり言葉にすることでRゆらぎになります。

さらに形として残すことで、後で見返して記憶を呼び戻すこともできます。

といった内容をお届けしました。

 

で、今回の内容は気づきやひらめき、または自分で思いついたやりたいことなどの内容を有効に活用していく方法についてお話します。

無意識を意識に上げる方法⑩ルーティンにする

気づきやひらめきが今すぐに実行すべきアイデアであれば、すぐに実行すべきです。

感じるままに突き進んでください。

 

で、今回は今すぐに実行すべきアイデアのことではなくゴールのようなある程度の期間が必要なことについての説明になります。(これも今すぐに実行してほしいことに変わりはないですが)

例えば将来こうなりたいとか、自分はこういう生き方がしたいとか、少し長いスパンで行う事、いわゆるゴールの達成について話していきます。

 

例えば、例としてわかりやすく、筋肉モリモリのマッチョボディになりたいと思ったとします。

マッチョになりたいと思って、これは即実行だと思ってその日に筋トレ7時間のハードトレーニングをしたとしても、それだけで筋肉隆々のマッチョボディが手に入るわけではありません。

筋肉は時間をかけて育てていくものです。なのでマッチョ化したいのであれば、1日がっつりやることではなく、数か月のスパンでコツコツとトレーニングをしていく必要があります。

マッチョボディを作るには筋トレを習慣化させて継続してトレーニングをする必要があるのです。

 

で、習慣化です。

あなた自身が今までの何かを変えたいと思ったり、新しいことを身に付けたいと思ったら、その思考や行動を習慣化させていく必要があります。

 

アリストテレス曰く、人は習慣の生き物です。

 

私たちは今まで生きてきた経験や教育や周りからの影響により、無意識で自動的に作動する思考パターンや行動パターンを形成しています。で、日々の生活の中で新しいことを思考したり行動したりするよりも、圧倒的に今までと同じパターンの思考と行動を繰り返しています。

 

なので、自分の何かを変えようとするのであれば、今までの思考パターンや行動パターンを壊して新しいパターンを作る必要があります。

 

1日だけハードなトレーニングをしてもマッチョボディになれないように、たまたま1日だけいつもと違うことをしても、ただの体験だったりいい思い出で終わってしまうのです。

 

習慣化にする一番単純な方法はルーティン化することです。

ルーティンとは決まりきった手続きや手順のことで、ルーティンで行う仕事や作業のことをルーティンワークと呼びます。

みなさんが朝起きてから仕事に出かけるまでの手順がほぼ決まっているのであれば、それはルーティン化されている作業になります。

食事の後に必ず歯を磨くことを習慣化しているのであれば、それもルーティンです。

 

このルーティンには利点があります。

何が利点かと言えば、ルーティン化された作業は習慣化されたパターンとなっているので、ほぼ無意識で何も考えずにその作業に入っていけます。

そして、無意識はルーティーンをこなすことを当然としているため、ルーティンを変えることにはストレスがかかります。

例えば、食事の後に必ず歯を磨くことを習慣化している人であれば、何かの都合で食後に歯を磨かないで過ごすといういつもと違う行動をしたすると、もう歯を磨きたくて磨きたくて仕方なくなってくるのです。無意識はいつものルーティンを完了させたくて意識に働きかけてくるのです。

 

だから、もしマッチョボディになりたいと思ったのであれば、筋トレをあなたの生活のパターンの中にルーティンとして取り込んでいくことが、マッチョ化を後押ししてくれるんです。

 

必ずこの時間にトレーニングをすると決める。

トレーニングメニューを決めて日課とする。

スポーツジムに入ってコンスタントに通うようにする。

通勤中や仕事中にこっそりと出来る筋トレをやる。

 

マッチョボディを作るための筋トレがわかりやすいので、このような例を出しましたが、筋トレ以外でもやることは一緒です。

ルーティン化して日々の生活の中に溶け込ませることです。

 

あなたの生活パターンの中に、あなたのゴールに向けての生活パターンをルーティンとして日常のパターンとすること。

あなたのゴールに向けたパターンをたくさん見つけて、ルーティン化を繰り返していくことで、あなた自身が自然と理想の人になっていけるのです。

 

 

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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