前回は「無意識を意識に上げる方法⑧感覚や感情を使う」でした。
あなたの無意識を意識に上げて書き換えるためには、頭であれこれ考えるよりも、何か新しい体験をするなどしてあなた自身に衝撃を与えることでRを揺らがせることの方が有効であるということです。
自分は何がしたいのだろうと頭で考えるということもけっして悪くはないのですが、それだとどうしても過去の経験や自分の中の常識の枠に縛られた内容が頭に浮かんできやすくなってしまいます。
なので、頭よりも体感でRゆらぎを起こしてほしいのです。
子供の頃の意識で過ごし、好奇心を持って世界を見て、自分の感覚や感情に素直になって新しい体験をしたり知らなかった分野の知識を入れることで、自分自身に対して衝撃を与えてほしいのです。
といった内容をお届けしました。
新しい体験や知らなかった世界観に触れることで衝撃を受けRがゆらぎ、あなたが目指したい理想のゴールやあなたがもっと楽しく人生を生きる方法につながる新しい気づきが意識に上がりやすくなります。
で、今回の記事では意識に上がった新しい気づきの取り扱い方について話していきます。
無意識を意識に上げる方法⑨情報を物理に落とす
衝撃が訪れるのは一瞬です。
じわじわじわじわと気づきを起こさせるのではなく、瞬間的にあなたに下りてきます。
「何だこれは!!」
「あっ!そうだったのか!!」
「これがいいっ!!」
まさに瞬間的なひらめきのように身体でその衝撃を受け止めます。
新たな体験により、驚き、喜び、快感、腑に落ちる、それらの感覚が瞬間的に下りてきます。
または本の中の言葉であったり、映画の中のセリフであったり、ある人が放ったひとことがまるで光り輝く宝石のようにメッセージとして下りてきます。
そして「よしっ!これだ!!これをやろう!!!」とほくそ笑んだりします。
その衝撃と気づきに思考はほとんど絡んでいません。
これを直感と捉えても良いでしょう。
気づきというのは、考えて考えてひねり出すというよりもく、何の前触れもなくあなたの目の前に飛び込んでくることがほとんどです。
もちろんその気づきに至るまでに、知識を積み重ねたり、ゴールについて意識を向けたりといったことも必要ですが、気づきが起こる瞬間は、まさに目の前に飛び込んでくる感覚なのです。
で、ここからが大切なポイントです。
瞬間的に起きた気づきは、いつまでもあなたの脳にとどまっているわけではありません。
すぐに忘れてしまいます。
皆さんも経験あると思いますが、何かのきっかけであることをひらめいて「これはいいアイデアが思いついたぞ!」と思っても、10分もたつと何をひらめいたかを覚えていないということはないでしょうか?
ひらめいた内容を覚えていないどころか、ひらめきがあった事実さえももうすに記憶には残っていないことの方が多いのです。
私たちの脳は基本的に手抜きが得意なので、緊急事態でもない限り新しく入ってきたことを長時間記憶するようにはできていません。
また脳はやったふりや覚えたふりが得意なのです。
自分を信じることは大切ですが、自分の脳の記憶力を信じるのはあまり良いこととは言えません。
せっかくの気づきも脳に任せっきりではすぐに跡形もなく消えてしまいます。
なので、気づきという大事な宝石は貴重品として大切に扱う必要があります。
で、どのように扱えばいいのか?
それは気づきという情報を物理に落とし込むことです。
気づきという情報を脳や心の中だけで扱わずに、物理空間に落とし込むこと。
物理空間に落とし込むということを具体的に言えば、文字として書く、または口に出して言うことです。
気づきという情報を情報空間の中だけ扱うのではなく、五感を通して物理空間に落とし込みます。
これすなわちRゆらぎです。
気づいたらその場でメモとして書く。
気づいたらその場で声に出して言う。
この作業があるかないかで、気づきを有効に活用できるかどうかが大きく変わってきます。
できれば口に出して言うだけではなく、後で見返したり聞き返したりできる形で残しておく方がいいです。
今の時代は携帯電話でメモも録音もできる時代なので、やろうと思えば簡単にできる作業ですね。
これは気づきだけではなく、ゴールに関する情報や、参考になるアイデアなど、あなたの成長や楽しみにつながることであれば何でも形にして残しておく方がいいです。
この作業を地道にするだけで、あなたの未来はかなり良い方向に変わっていくはずです。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。