前回の記事は「快適なリラックス状態を作りたいならマイナス思考と悪い姿勢を解消する」でした。
骨を正しく真っすぐに積み上げて筋肉の負担を減らす
良い姿勢というのは気持ちのいいものです。
周りから見ても気持ちいいですし、本人も気持ちよく快適です。
悪い姿勢を習慣にしている人の場合でも良い姿勢にすると気持ち良く感じるはずですが、良い姿勢に慣れていないためにその姿勢を続けることがしんどくなります。
悪い姿勢を普段から習慣にしているばっかりに、現状維持を愛するホメオスタシスが良い姿勢をとることに拒絶反応をしめしているのです。
結果、身体を崩した姿勢へと戻してしまいます。なので、悪い姿勢の人が良い姿勢をホメオスタシスとするには正しい姿勢を意識することと、それを時間をかけてコツコツと続けることが必要となります。
何事もそうですが、自分を書き換えようとしたいのであれば、書き換わった自分(ゴール側の自分)を意識し続けることです。
良い姿勢でいる自分になりたいのであれば、無意識に良い姿勢が保てるようになるまで、自分にとっての良い姿勢を意識続けるということです。
では、良い姿勢にするには何を意識すればいいのか?
良い姿勢を気功の視点から言えば正中線がビシッと通っている状態です。
参考記事
「正中線を作ろう」(2018/8/19)
「正中線を作ろう②身体意識」(2018/8/20)
「正中線を作ろう③簡単な方法」(2018/8/21)
「正中線を作ろう④呼吸法」(2018/8/24)
いやぁ、一年前の記事のノリが懐かしいですね~。まぁそれは置いといて。
正中線がビシッと通っていればいいのですが、正中線はわからない人にはちょっと難しくフィードバックが取りずらいので、今回は別な視点から良い姿勢を説明していきます。
今回良い姿勢を取るためにフォーカスする点は『骨』です。
骨が何の支えもいらず、正しく真っすぐに積み重なっている状態をイメージします。
私たちの体が凝ったり痛みを感じるのは、筋肉が原因です。(内臓の疾患などは除く)
骨は基本的には痛みを感じません。痛みを感じているのは筋肉です。筋肉が張ったり固くなったりするから痛みを感じるし、血液の流れも悪くなって他の疾患に繋がっていったりします。
なぜ筋肉が痛みを感じるかと言えば、骨が真っすぐに積みあがっていないからです。骨が真っすぐに積みあがっていない人でも、生活をするには身体を真っすぐにする必要があるので、真っすぐでないところ、いわゆる歪んでいる箇所を筋肉が支えることになります。
そこに無駄な労力がかかります。
真っすぐにしていれば、なんのストレスもなく快適なのに、歪んでいるために筋肉に無駄な負荷がかかるのです。
例えば猫背な場合。頭が前のめりになっているため、背中側にある僧帽筋がバランスを保つために一生懸命に前のめりな部分を引っ張り上げようとします。引っ張られたら戻せばいいのですが、無視してそのまま猫背を続けていると、引っ張ることに疲れた僧帽筋が戻すことを諦めます。諦めてどうするかといえば、固めてしまいます。これが凝りであり一度悪い姿勢になってしまったら元に戻りにくいカラクリです。歪んだまま筋肉が固めてしまうのです。
それに対し、骨が正しく真っすぐに積み重なっていれば、筋肉にも負担がかからず無駄な力のいらないので快適に過ごせるということです。余計なストレスがかからないので肉体的にはもちろん、精神的にも楽な状態で生活が出来ます。
もし、あなたが筋肉に凝りや張りや痛みを感じるのであれば、それは歪んでしまった骨を筋肉が支えようとしたことによる代償です。
筋肉の張りや歪みをなくして良い姿勢としたいのであれば、骨を正しく真っすぐに積み上げて筋肉に無駄な労力をかけさせないようにするべきなのです。
ということで次回は、骨を正しく真っすぐに積み上げるコツを書いていこうかなと思います。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。