前回の記事は「日常生活の中でリラックス状態を意識する」でした。
快適なリラックス状態を作りたいならマイナス思考と悪い姿勢を解消する
いつも言っていますが、人間は習慣の生き物です。
無意識に同じことを繰り返すのが得意です。逆に新しいことに取り組むにはいつもとは違うエネルギーが必要となるので、それを身に付けようと思ったら時間と労力がかかります。
だから普段からリラックスしている人が、いざという時にリラックス状態にすることはわりあい簡単ですが、普段リラックスしていない人が大事な場面でリラックスすることはなかなか難しいことになります。
なぜなら大事な場面では今まさに直面している大事なことに目を向けなければならず、そんな時にリラックス状態を意識するというのは、それはまぁ無理な話でしょう。
だから普段からリラックスすることを意識して、それを習慣化することで、大事な場面でも無意識にリラックス状態となるようにした方がいいということはおわかりいただけると思います。
さて、このリラックスですが、どのレベルでリラックスしているのかとうようなリラックスの度合は人それぞれ違います。普通にリラックス出来ている人もいれば、すごく緊張しているように見えるのにリラックスしてますという人もいます。
これはもともとの状態がどうなのかということに関係してきます。
私たちは基本的には自ら進んで緊張しようと思って生活しようとはしていません。ですが、日常的に肉体や精神に緊張やストレスがある状態をそのままにして習慣となっている場合、その状態のことを普通の状態だと思ってしまいます。
なので本人はとてもリラックスしているつもりなのだが、はたから見ると緊張しているように見えたりします。それでもその人にとっては緊張状態にある時はもっとひどいということなので、それはそれでリラックス効果はありますが、その状態でいることはリラックスうんぬん以前に、身体を壊してしまう可能性がとても高い状態と言えます。
人は肉体や精神に苦痛がある時になかなかリラックスできないものです。お腹が痛かったり、悩みが消えない状態の時には緊張状態になりますが、この緊張状態はその身体が発している危険信号のようなものです。「今はお腹の調子が悪いから、食べ過ぎたり激しい運動はしないように注意してね」「悩んだ状態が続くとストレスで身体に悪いから、何かしらの対応を取って悩みを解決しようね」というようなメッセージが送られているようなものです。
身体からそのようなメッセージ(痛み)を受け取ったら、素直にその状態を解消すべく対処をすればいいのですが、それを無視して対処せずにそのままにしておくと、身体が危険信号を発している状態に慣れてきます。この痛みのある緊張状態に慣れてそれを習慣化してしまった身体が、その人にとっての普通の状態となるのです。
緊張状態に対処できずに習慣化してしまう理由はいくつかあるのですが、その中でも特に代表的なものが2つあります。
ひとつはマイナス思考。
もうひとつは悪い姿勢です。
1つ目のマイナス思考が習慣化している人は、精神的な苦痛に対してなかなか自力での対処が出来ない状態にあるため、精神的な緊張状態が続き体調を崩してしまうことが見受けられます。
2つ目の悪い姿勢ですが、姿勢が悪い箇所は筋肉が張ってコリの原因となるのは当然ながら、筋肉が固くなるため血液の循環も悪くなり慢性的な体調不良に陥りやすくなります。
基本的には、マイナス思考と悪い姿勢さえ解消してしまえば、快適なリラックス状態をいつもの状態としやすくなるということです。
マイナス思考の解消はプラス思考を意識することであり、悪い姿勢の解消は良い姿勢を意識することです。単純明快です。
当然ながら、マイナス思考よりもプラス思考の方が気分がいいし、悪い姿勢よりも良い姿勢の方が気持ちいいのです。ゆえに痛みやストレスも受けにくいし、受けたとしてもすぐに対処できる状態になっているのです。その状態が快適なリラックス状態です。
しかしながら、マイナス思考も悪い姿勢も、習慣化している可能性が高いために治そうと意識してもなかなか思うようにいかないことが多いです。
でもプラス思考と良い姿勢はことである精神的にも肉体的にも快適に生きていくためには欠かせない要素であるので、時間を長くかけてでも意識し続けてコツコツと改善していく価値のあることです。
鏡を見たら、笑顔を作って姿勢を正す。
まずはそこから始めてみましょう。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。