前回の記事は骨を意識した姿勢の良い身体の作り方(背骨編)でした。

自分の体の全てをイメージし操作する

気とは見えないエネルギーであり、物体としての形がない情報という解釈も出来ます。

 

気功とは、その見えないエネルギーや情報を操作することです。

 

その見えないエネルギーや情報を操作することによって物理に影響を与えていきます。

 

これを人にあてはめていえば、認識を変えることで肉体を書き換えることが出来るということになります。

 

さらにいえば、認識を変える以前に意識に上げるだけでも肉体は変化します。

 

たとえば、リラックスした状態で右手のひらだけを意識してみます。右手のひらに意識を集中させることを30秒間~1分間続けます。

 

その後に右手のひらと左手のひらの感覚を比べてみると、明らかに右手と左手では明らかに感覚が違っています。

 

具体的に言えば、右手の方がリラックスして血流が良くなっているはずです。私たちの体にはリラックスして意識に上げた部分は、より柔らかくほぐれてくる傾向があります。

 

このことから言えることは、私たちの身体は意識に上げたところが変化がしやすいということです。

 

気功でもコーチングでも「無意識を意識に上げること」を重要視するのはこういうことだからです。意識に上げることが出来れば書き換えが可能なのです。

 

前回、骨を意識して体をまっすぐにするという話をしましたが、がっつりと気功を学ぶのであれば骨だけでなく、筋肉、内臓、血液の流れなどにも細かく意識に上げていく必要があります。

 

自分の体の全て、内臓から指先、爪の皮の一枚、髪の毛の一本に至るまでをイメージし操作する。

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骨や内臓は皮膚などでおおわれているため目で見ることは出来ません。そこで大事になってくるのはイメージです。

 

体の中で見えない所は解剖図などを見てどうなっているかを把握して、自分の体の中がどうなっているのかを確認し、それを臨場感高くリアルにイメージしてみます。

任意の場所を臨場感高くイメージで意識に上げるとその部分に気が通る感覚であったり温かくなる感覚があったりします。

 

とはいえ、気功を始めたばかりではなかなか感じにくいかとも思うので、最初は気の玉を作ったり、感覚が得やすい下丹田や中丹田を作っていくことを地道にやって、気の感覚や意識に上げることに慣れていくことも必要です。

 

自分の体の細かいところまでを意識に上げることが出来ると、リラックスの状態、体の使い方、内臓機能の調子などがなんとなく把握できるようになってきます。

 

そのなかで、ゆるめたり修正したいような部分があれば、気功を使って情報的に、もしくは物理的に直接操作をしていく。それがセルフヒーリングの基本です。

 

リアルにイメージして正確に意識に上げてあげれば、体は反応してくれます。

 

気功の上達を望むのであれば、遊び感覚で構わないので体のいろんなとこを意識して。意識したとこがどう変化するか感じて観ることを習慣化してみましょう。

 

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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