世界は宝の山ー至る所に愉快なことが仕込まれまくってる

前回の記事は貴様は臣下を救うばかりで導くことをしなかった~導き方を学ぶでした。

 

今回も前回に引き続き、小説『Fate/Zero』からの引用でスタートです。今回は雨生龍之介とその英霊サーヴァントであるキャスター(ジル・ド・レェ伯爵)の会話シーンです。このコンビは『Fate/Zero』の中ではわかりやすい極悪非道コンビなのですが、会話の内容はとても哲学的です。

だってこの世は、退屈だらけなようでいて—だけど探せば探すほど(Fate/Zero)

「でも、旦那……それでも、神様はいるんだろ?」

(略)

「……何故、リュウノスケ? 信仰もなく、奇跡も知らぬ貴方がそのように思うのです?」

「だってこの世は、退屈だらけなようでいて——だけど探せば探すほど、面白オカシイことが多すぎる」

(略)

「昔から思ってたよ。こんなにも至る所に愉快なことが仕込まれまくってる世界ってやつは、出来過ぎてるぐらいな代物だって。ちょっと見方を変えれば気づく、知恵を巡らしゃ探し出せる伏線が満載だ。いざ本気で楽しもうと思ったら、この世界に勝るほどのエンターテインメントは他にねぇよ。

きっと誰かが書いてんだよ。脚本を。登場人物五〇億人の大河小説を書いてるエンターテイナーがいるんだよ。……そんなヤツについて語ろうと思ったら、こりゃあもう、神様としか呼びようがねぇ」

虚淵玄『Fate/Zero 4 散りゆく者たち』

 

当然ながら、この世界にはあなたの知らないことがたくさんありませす。自分を成長させていこうとしたり、新しい挑戦に向かって行く人であればあるほど、自分の知らない世界を知り世界の大きさを実感します。

ぼくには出来ないことばかり叶わないことばかりです②(2019/3/3)

 

だってこの世は、退屈だらけなようでいて

 

日本に住んでいることのアドバンテージはとても大きいものです。基本的には衣食住に困らないし、やりたいことをやれる環境にあります。

僕は以前、フィリピンに2ヵ月半ほどいたことがあるのですが、そこで現地の人と接して話を聞いたり、ガリガリに痩せこけた野良犬や野良猫、また物乞いをしている痩せこけた子供たちを見ることで、自分はなんて恵まれた環境で暮らしているのかということを改めて実感しました。

 

食べることにも事欠くような状態の人には、退屈を感じている余裕はありません。退屈を感じられる人はある意味ではとても余裕があります。やれることが何でも出来る環境にあるのです。それにもかかわらず退屈だと感じているということは、目の前にあるたくさんの選択肢の中から、あえて退屈を選択しているということです。

 

人は自分の観たいものしか観ないし、やりたいことしかやりません。そして自分の思った通りの世界の中でセルフイメージ通りの自分を生きています。

だから、あなたが毎日を退屈だなぁと思って生活をしていたら毎日は退屈になります。自分でそのように行動しているので、それ以外になりようはありません。

 

昔から思ってたよ。こんなにも至る所に愉快なことが仕込まれまくってる世界ってやつは、出来過ぎてるぐらいな代物だって。ちょっと見方を変えれば気づく、知恵を巡らしゃ探し出せる伏線が満載だ

 

逆に言えば、世界にはこんなにも至る所に愉快なことが仕込まれまくってると思って生活をしていれば、ちょっと見方を変えれば気づく、知恵を巡らしゃ探し出せる伏線が満載だと感じるほどに、自分が楽しめることが観えてきます。

いつも言うことですが、それにはまず自分で考えて行動することが必要です。世間の常識や他人の価値観に従った思考停止の状態ではなく、「自分が何をしたいのか」「自分がどうなりたいのか」を自分で決めて行動することです。

 

だけど探せば探すほど、面白オカシイことが多すぎる

 

自分で考えて行動するようになると、そのための知識やヒントを探すようになります。そしてこの世は宝の山なので、探せば探すほどに欲しかった情報が手に入ってきます。

 

そうです、探せば手に入るのです!

そして探すためには、ゴール設定です。「自分が何をしたいのか」「自分がどうなりたいのか」を決めるのです。そうすれば、そのゴールに近い情報にセンサーが働くようになり、必要な情報を探し出せるようになるのです。

 

いざ本気で楽しもうと思ったら、この世界に勝るほどのエンターテインメントは他にねぇよ

 

あなたが本気でやりたいことは何ですか?

あとは、あなたが決めてあなたがやるだけです。

Fate/Zero DXFサーヴァントフィギュア vol.4 B:キャスター (プライズ)

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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