前回の記事は『「ありがとう」の感謝の気持ちは声に出して言おう』でした。
「ありがとう」や「ツイてる」という言葉に気持ちを込める
お礼や感謝の気持ちというのは言葉や態度にして表現しないと、あなたの意思はなかなか相手に伝わりません。あなたと相手の意思疎通がそうであるように、あなたとあなたの脳の意思疎通も、わかりやすく伝えないと脳にわかったふりだけされてスルーされてしまいがちです。
だから、相手にもあなたの脳にも感謝の気持ちをちゃんと伝えるように「ありがとう」の言葉は口に出して言いましょう、ということを前回の記事で話しました。
また、斎藤一人さんでお馴染みの「ツイてる」についても同様に口に出して言うようにすることで、よりプラス思考になるということも話しました。
とはいえ、まずは「プラスの言葉」「プラス思考」「感謝の気持ち」が意識出来るようになるだけでも運気的には上がっています。何の計算も出来なかった小学生が足し算と引き算を覚えたようなものです。これだけわかっただけでも世の中が過ごしやすくなります。
そこでさらに、口や態度に出して脳に刻み込みやすくすればさらに運気が上がっていくということです。小学生が掛け算と割り算まで覚えてしまったようなものです。ここまでわかると世の中に恐れるものなど何もないという気分になります。(たぶん)
足し算引き算と掛け算割り算を知っていれば、普通に生活する分には十分です。
まぁ普通に生活する分にはそれで十分なのですが、もう少しレベルの高い「つるかめ算」くらいまで覚えてしまうと、周りの人からは神のようにあがめられるようになります。(ちょっと盛ってます)
ということで今回は「つるかめ算」レベルの話しになります。意識→行動(言葉、態度)と続いてその次の段階です。
で、どうするのかと言うと、意識して言葉にするだけでなく本気でそう思うことです。
「ありがとう」と言う時は、本当に感謝の気持ちを持って言う。
「ツイてる」と言う時は、本当に自分がついてると思って言う。
言葉だけでなく気持ちを込めるということです。
この意識があるかないかで、成果のほどは大きく違ってきます。
例えば、字をきれいに書けるようにしたいと思ったとします。そしてそのために毎日一時間字を書く練習をすると決めました。で、その練習方法ですが、ただひたすら何も考えずに字を書いていたとしたら多少は上手くなるかもしれませんが、時間を費やしたほどの成果は見込めないでしょう。
そうではなく、字をきれいに書きたいのであれば、きれいに書くことを意識して書くことが必要がです。ただ長い時間をかけて書いていればそのうち自然ときれいになるのでありません(書くことに慣れはしますが)。きれいに書くという意識を持って書くことで、字がきれいになっていくのです。
「ありがとう」や「ツイてる」を言うことも一緒です。
何も考えずにただただ念仏のようにぼそぼそと唱えていても、それはそれでいいのですが、ただどうせ言うのであれば、気持ちを込めて言った方が大きな成果が見込めるのは当然のことです。
これは何事に対してもそうです。成長したいのであれば、だらだらと数や時間を費やせばいいということではなく、1回1回を課題を以て行い、そしてその結果を検証し(フィードバックを取り)、次の課題に生かしていくことに数や時間を費やして欲しいのです。
ただし、今までやったことのないことを習慣としたいのであれば、慣れていくということが必要となるので、1回でも2回でも、5分でも10分でも、とりあえず行動して、そうすることに慣れさせることも必要です。その段階では細かいことを意識したりフィードバックを取ったりしないで、やることにフォーカスするだけでも構いません。
感謝の気持ちやプラス思考に慣れていない人に、とりあえず「ありがとう」や「ツイてる」を口に出して言うようにするのは、言うことに慣れさせる段階だということです。
そして「ありがとう」や「ツイてる」が習慣的に口に出てくるようになっているのであれば、気持ちも込めて言うように意識してほしいのです。
まぁとは言え、多くの人は「ありがとう」という時は、あえて意識せずとも感謝の気持ちを持っているのではないかなと思います。で、どちらかと言えば口先だけになりやすいのは「ツイてる」の方ではないでしょうか。
ということで「ツイてる」について少し掘り下げてお話ししようかと思います。が、今回はそろそろお時間となってしまいましたので続きは次回とさせていただきます。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。