前回の記事は「忘年会とホメオスタシス①」でした。
前回の内容を簡単に言えば
食べ過ぎ飲みすぎの後は胃腸を休ませましょう。
でも習慣というホメオスタシスによりいつも通りに食事を取ってしまう。
また食事を休ませようと意識しても、周りからの影響でいつも通りになってしまうケースもあります。
習慣は無意識の自動操縦なのでその時だけ自分の意志を強く持ってホメオスタシスに抵抗しようとしても、抵抗しきれず降参してしまいがちになると、いったことを話しました。
この記事は最初はもっとさらっと書くつもりだったので、まさかこのタイトルの記事で続きになるとは書いてる本人も思いもしませんでしたが、せっかくなので「忘年会とホメオスタシス②」という変なタイトルで今回もお届けします。
忘年会とホメオスタシス②
ホメオスタシスは恒常性維持機能であり、あなたのくせであり、あなたの習慣であり、あなたの無意識です。
私たちの心と身体は安定した状態を維持することを目的とし、もし安定していない状態になったらすぐに安定した状態に戻そうとします。それがホメオスタシスです。
その安定した状態があなたにとって良い習慣であればホメオスタシスはあなたの味方として考えることができますが、それが悪い習慣であればあなたの足を引っ張る悪友になってしまいます。
例えば、自分を成長させるために何らかのトレーニングをしていてそれが習慣となっていれば、それをしないことに違和感を感じてしまいます。なので歯磨きと同じように自然と無意識にトレーニングに入ることができます。自分を成長させることを日々行えるのですから、その人は間違いなく成長していくことでしょう。
逆に悪い習慣の例として、お菓子を食べながらスマホのゲームを長時間やることが習慣になっているのであれば、それをしないことに違和感を感じるので、たまに良くないと自覚してやめようと思っても無意識にまた始めてしまいなかなかやめられないのです。
ホメオスタシスという習慣はそれほどまでに強力なのです。
このブログではホメオスタシス(習慣)を書き換える方法を何度か書いています。
簡単に言えばゴール設定であり、理想の自分だったらどうするかを想定して実際にそのとおりにすることです。それを後押しするためにアファメーションやビジュアライゼーションなどをしながらゴールの臨場感を高めていきます。または簡単なことから徐々に変えていくという方法もあります。
しかし言うは易し行うは難しで、習慣を変えるというのはそう簡単ではないと感じている人も多いのではないでしょうか。
なので今回は習慣を変えないでホメオスタシスを書き換える方法をお伝えします。
習慣を変えないでどうやってホメオスタシスが書き換わるのか?
手法としては、習慣を書き換えるのではなく自然消滅する方向に持っていきます。
では具体的にどうするのか?
それはあなたにとって変えたいと思っている習慣よりも、もっと重要となる習慣をつくってそれに時間を費やすことです。
簡単です。あなたが本当にやりたいこと、自分のゴールに直結するような必要なことを見つけてそれをすることを習慣にして、あなたにとっての重要度をどんどん高めていけばいいのです。
そうしてしまうことによりあなたにとっては重要ではないが続いてしまっている習慣は、重要となる新しい習慣に飲み込まれていくのです。消えてしまうのです。
ゴール設定ということに変わりはありませんが、本当に重要視することで毎日の習慣にするというのがポイントです。
で、胃腸を休ませたいときの食事の件に戻ります。
毎日一日3食をしっかり食べるという習慣よりも、重要度の高いゴールがありそのための習慣があればそれが優先されます。
例えば、毎日身体のコンディションを整えることが当然のように求められるゴールを設定しそのために日々のトレーニングをかかさず食事や睡眠などにも気を配ってている人であれば、前日に食べ過ぎたからバランスを取るためという理由ではなく、自分のゴール達成のための習慣として食事の内容にも気を配っているので必要であれば量を減らしたり一食分抜いたりすることに全く抵抗がないのです。
あなたに本当に叶えたい大きな夢がありそのための習慣があるのなら、いつもの習慣よりもそちらが優先されるのです。
要は、自分がどんな人間になりたいかをゴールとして設定しそのために何かしら日々実行している人にとっては、普段の習慣を消すことに抵抗が少ないのです。
やめたくてもどうしてもやめられない習慣がある人であれば、今一度自分がどうゆう人になりたいのかということを見つけることが、ホメオスタシスを書き換えるための有効な方法なのです。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。