やりたくないことを明確化する

前回の記事は忘年会とホメオスタシス②でした。

 

コーチングではゴール設定がとても重要です。

ゴール設定とは「何がしたいのか」「どうなりたいのか」といった人生における目的や理想の自分はどうあるべきかということを決めることです。そしてゴールが明確になることで進むべき方向性ややるべきことなどが見えてきます。

ゴール設定を簡単に言えばこれからどういう行動をしていくかを決めることです。

それが決まれば、あとは脳の使い方や感情のコントロールなどのセルフコーチングの技術、僕がコーチングする場合で言えば気功技術を多用しながら、ゴールを達成するかしないかにかかわらず人生が楽しく充実する方向に導いていきます。だからやりたいことが見つかればゴール設定はどんどん変えてしまっても全然かまわないのです。

 

しかしながら、「ゴール設定ができない」「やりたいことがわからない」という人もいます。

そういう人にコーチングしても意味がないかといえば、そんなことはありません。

人生をもっと楽しみたいとか、自分を変えていきたいという気持ちがあれば、やりたいことはすぐに見えてくるようになります。

 

で、やりたいことを見つける方法はいろいろあるのですが、今回はやりたいことを見つけるのではなく逆のことをすることによって結果的にやりたいことが見えてくる方法を紹介します。

その逆のこととは、あなたがやりたくないことを明確化することです。

やりたくないことを明確化する

やりたくないことの明確化はやりたいことを見つけるよりも簡単です。

あなたが一日の中ですることはたくさんあると思いますが、その中には本当はやりたくないことが含まれているはずです。特に日本人は真面目な人が多いので、やりたくないことも我慢して行っていることが多いです。

で、あなたがすることはあなたがやりたくないことを見つけて書き出すことです。

やりたくないことをやめるやめないに関係なく、ただただ書き出します。

本当にやめなくてはいけないと思うとなかなか正直にかけなくても、ただ書くだけなら何のしがらみもないので出来るはずです。

 

そして、やりたくないこととして書かれたことが今のあなたの本当の気持ちです。

書くことであなたの本当の気持ちが意識に上がってきます。

人は自分の気持ちをわかっているようで、結構あいまいなところがあります。

なぜなら私たちは「好き嫌い」や「やりたいかやりたくないか」をはっきり言いにくい文化のなかで生活しているからです。特に仕事ではやりたくないことも仕事だからやるのが当然という空気があります。

そうすると自分の本当の気持ちを出さない場面が多いということで、無意識がそもそも意思表示をしても無駄なんだと判断してしまい惰性でこなすことが当たり前となってしまうのです。

 

その無意識が意思表示をしても無駄だと判断している状態になっているから、やりたいことも見つからないのです。

 

ならば、まずは意思表示をすることから始めるべきです。

自分が何をしたくないのかを自分自身に宣言することです。

で、できれば本当にやめて断捨離をしてほしいのですが、まずは自分がやりたくないことを明確化して書くことで意識に上げていきます。

 

そうすると自分の意識がシンプルに整理されてきます。

シンプルに整理されるとは、やりたくないことを明確化することで必然的にやりたいことが浮かび上がってくるということです。

あなたにとってやりたくないことやいらないものを捨てるということは(まだ捨ててはないですが)そのままあなたの中の重要性を判断していることになるので、結果的にあなたにとって何が必要であるか、何を重要としているかを改めて気づかせることになります。

 

なので、自分の人生をより良くするために何をしたいかというゴール設定が大事なのはもちろんですが、何をしたくないかを意識に上げることからでもやりたいことの気づきが見えてゴール設定につなげることも出来るのです。

 

だから、あなたが自分が何をやりたいのかがわからなければ、やりたくないことを明確化して意識に上げることをしてみることを試してみてください!

 

 

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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