無意識を意識に上げる方法⑥Rゆらぎとは

前回は「無意識を意識に上げる方法⑤身体の緊張状態を解放する」でした。

私たちは身体を緊張状態にしていたことで意識、感覚、感情なども閉ざしてしまっています。

身体をリラックスさせてこの緊張状態から解放されることで、あなたが受け取る意識、感覚、感情などのセンサーが働き、世界に向けて興味が開かれ、自分のやりたいことにも正直に反応し、自分がこれからどうなっていきたいのかも想像力がわいてくるようになるという話しをしました。

 

緊張状態をリラックスした状態に変えて、子供の頃のように意識、感覚、感情などが開いてきたところでようやく無意識を意識に上げる方法に入っていきます。

 

みぃちゃん「『ようやく無意識を意識に上げる方法に入っていきます』って言ってるけど、『無意識を意識に上げる方法』って、もう今回が6回目だよね。今までの話しは何だったの?」

 

それは『無意識を意識に上げる方法』に入るために必要な準備運動みたいなものですよ。

今まで送ってきた生活のままの延長線上でいきなり新しいことをやれっていわれても、そんなのなかなか成果なんて上がりにくいのですよ。

 

多くの人がこれまで過ごしている現状は、あらかじめ周りから答えが用意されていて、その答えに間違いないように動いていくことが正解だと思い込まされています。(例外あり)

子供から大人になるにつれて、そのような教育や刷り込みがされているので、いきなり感覚や感情を開けとか自分を愛するなんてことを言われても、言葉では理解しても実際の行動にはなかなか結び付いていかないのですよ。

 

で、今までのあなたを形成してきた流れを変えるためには、子供の頃の意識に戻って受容システムを開くこと、そしてそのためには緊張を解放させてリラックスした身体にすることが有効な手段なのです!

 

そうすることで、五感を始めとした意識、感覚、感情も開いているので周りの世界のことも素直に受け入れられるのです。

 

といったところで今回は「無意識を意識に上げる方法⑥Rゆらぎとは」です。

無意識を意識に上げる方法⑥Rゆらぎとは

無意識を意識に上げることは、Rゆらぎと言われるテクニックの一つです。

 

RゆらぎのRとはリアリティを意味しています。

リアリティとはあなたが現実として感じている世界のこと=臨場感世界のことです。

 

私たちの五感は常にいろいろなことを感じていますが、そのほとんどが無意識であり意識に上がってきていません。

 

例えば、椅子に座っている時に椅子に触れているお尻の感覚をほとんど気にしていません(時と場合により例外あり)。でも、誰かに「その椅子に座っていてあなたのお尻はどんな感じがしますか」と聞かれるとお尻のことが意識に上がり、椅子と触れている部分の感覚に気づくわけです。

これは触れている感覚=触覚が無意識で感じていることを、誰かが言葉を使って気づかせたことで意識に上がったということです。

 

もうひとつ例をあげます。

私たちの目は自分の鼻の頭を常に見ています。構造的に見えるようになっているのです。しかし普段は鼻の頭を見ていることを意識に上げていません。これは私たちの無意識が自動的に重要な情報と重要でない情報を振り分けて、重要なことを取り込み重要でない情報を取り込まないようにしている機能です。これは専門用語でRASと呼ばれる機能です。また取り込まない情報をスコトーマと呼んでいます。

ですが、この文章を読んだあなたは鼻の頭が本当に見えているのかが気になり鼻の頭を見ようとして実際に見ていることでしょう。

これは視覚情報が無意識に見ていることを、文章という言語を使って気づかせたことで意識に上がったということです。

 

このような形で五感などが無意識に感じている臨場感世界を、言語や別の五感を使って提示させて意識にあげることがRゆらぎです。

 

このRゆらぎを使うと、簡単に言えばあなたの見ている世界の重要度が切り替わります。

今回のブログ記事を読んでいる人にとっては、「Rゆらぎ」や「無意識を意識に上げる方法」または「今回はどんな記事なのかな」ということを知ることに重要度が高かったと思います。

しかし鼻の頭の記事を目にしたとたん、意識が鼻の頭を見る方向に重要度が移ったと思います。

(もともと知っている人は気にしないかもしれませんが)

 

ここで超重要なポイントです。

無意識を意識に上げるとは、このRゆらぎをどれだけ自分に仕掛けられるかということです。

 

気づいていなかったこと、気づかぬふりをしていたこと、意識に上がっていなかったこと、これまで知らなかったこと

無意識に存在するこれらの部分を意識に上げていくことを、どれだけあなたの生活の中に取り入れていけるかが、あなたが変わっていくための鍵となります。

そして意識に上げたところにあなたの未来にとっての重要となる情報を書き込んでいくのです。

 

といったところで、お時間となってしまいましたので続きはまた次回に

 

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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