前回の記事は「自分を変えるとは変えたいことを習慣化して無意識に落とし込むこと」でした。

変性意識状態を使って無意識(潜在意識)に落とし込む

新しいことを身に付けたいなら、習慣化するくらいに繰り返し行うこと。そうすれば意識しなくても無意識が自動的にやってくれるようになる、という話を前回しました。

 

これが自分を変えていく正攻法です。毎日コツコツやれということです。

 

とはいえ、とにかく早く結果を出したいから、長期戦みたいなそんなのんびりとはしてられないよ、という人もいるかと思います。

 

ということで、毎日コツコツとやることには変わりはありませんが、少しでもその時間が短くなるようになる方法を今回はお伝えします。

 

で、結論から言うと、変性意識状態を使います。

 

変性意識状態についてはこのブログでもいくつか記事を書いていますが、ここで軽くおさらいしておきます。

変性意識状態とは、現実感を伴わない「非日常的」な意識のことです。

 

まぁ変性意識状態というくらいなので、普通の意識状態とは違うということはおわかりになるかとは思います。ここで言う普通の意識状態とは、起きて活動している時の意識状態を指しています。

 

で、「非日常的」とは言っても、皆さんは普段の生活の中で度々この変性意識状態に入っています。

 

例えば映画や小説などを見ていて、その世界観に没入したり感情移入することがあると思いますが、それが変性意識に入っている状態です。

 

また眠りにつく直前や、眠りから目覚める直前に意識がうつらうつらしている状態が感じられると思いますが、これも変性意識状態です。この状態は映画や小説で入る変性意識よりも深い変性意識状態となります。

 

この変性意識状態は深くなればなるほど、意識(顕在意識)と無意識(潜在意識)の間にある垣根が薄くなってきます。ということは、意識に上がった情報が無意識に伝わりやすい状態になっているということです。

 

変性意識状態は暗示にかかりやすい状態とも言えます。催眠術では術者が催眠をかける前に相手を変性意識状態にしますが、これは暗示にかかりやすくなるためです。

 

変性意識状態が暗示をかけやすい状態なので、変性意識状態の時に自分自身に語り掛ければ、それは自分に暗示をかけている状態ということになります。

 

このような働きがあるので、自己啓発や引き寄せやコーチングなどでは、眠りにつく直前か目覚めた直後に、なりたい自分を言葉にして唱えたり、自分にポジティブな言葉を語り掛けたりすることをすすめているのです。専門用語で言うとこのアファメーションですね。

 

普段の意識状態では何度も繰り返さないと潜在意識の落とし込まれないことが、深い変性意識状態でいる時に自分自身に語り(働き)かけることで、情報がダイレクトに無意識(潜在意識)に届きやすくなり、その結果として新しい習慣が身に付くことや自分のゴール達成のスピードが速まったりしやすい、ということになります。

 

ちなみに、多くの人がやりがちなことで、目覚めた直後に「今日も仕事か、嫌だなぁ」と自分に語り掛ければすれば、それがダイレクトに無意識(潜在意識)に伝わるので、お望みどおりにネガティブな一日となりやすくなります。だから目覚めた直後は「今日も楽しい一日が始まった!うれしいなぁ!!」と自分に語り掛けるようにするようにすべきなのです。

 

ということで、眠りにつく直前か目覚めた直後の深い変性意識状態の時に、自分自身に成りたい自分を語り(働き)かけるようにして、自分の願望を無意識(潜在意識)に落とし込みましょう。

 

と結論付けてもいいのですが、たぶんみなさんご存知のように眠りの前後というのはぼぉ~としているので(だからこそ深い変性意識状態なのですが)、慣れていないとそんなに都合よくアファメーションを唱えることが出来ません。まぁ言うは易く行うは難しなのです。

 

では、どうしましょうか?ほかにいい方法はないのでしょうか?

 

ということで、続きは次回にお届けします。

 

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました

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