気功でも使っている記憶を再現させて状態を変える方法

前回の記事はあなたの感情は心と心に身体に影響するでした。

人は過去に合った出来事を臨場感高く思い出すことで、その時の感情が今の心と身体に再現されます。だから楽しいことを思い出せば楽しくなるし、悲しいことを思い出せば悲しくなります。またそれによって身体の状態にまで影響してくる、といったことを前回は説明しました。

気功でも使っている記憶を再現させる方法

人は過去や未来の記憶を蘇らせることによって、その時の状態を再現できる。

実はこの記憶を使ってその時の状態を再現する方法というのは気功でも応用が可能です。

というか、ある程度学びが進んでくると、かなりの部分を記憶で操作することになります。

 

例えば、下丹田(オチツ氣)を作るとします。

下丹田は呼吸法や気の玉を封入するなどの方法で作ることができます。(参考記事 丹田(下丹田)を作ろう丹田(下丹田)を作ろう②」)

日々正しいトレーニングを続けていけばいくほど、強い下丹田が出来上がってきます。

ここからが面白いところですが、そのうち下丹田を意識するだけでトレーニングをした時のような下丹田を作れるようになります。(人によりますが)

下丹田を意識に上げただけで、下丹田に気が集まり活性化して、下丹田が書き換わるのです。

 

楽しかったことを思い出したときに楽しい気持ちになるように

下丹田のことを意識に上げただけで下丹田が活性化されてくるのです。

 

これは何を意識するかによって私たちの現実世界が変わってくるということのカラクリとも言えます。何を意識するかというのは、あなたの人生で何を重要視するかということです。そしてあなたが重要視している世界があなたの目の前で繰り広げられているということです。

 

ただし意識に上げただけで出来るようになるには時間がかかります。

下丹田で言えば、日々のトレーニングによって自分が下丹田が活性化された状態を作れるようになっていること。さらに身体がその状態を記憶していることです。

それがあってこそ意識に上げただけで、その状態が作れるようになるのです。

世の中には願うだけで想いが叶う人もいますが、普通の人は基本的には行動することで願いや想いは叶っていくものです。

(気功には伝授やその他もろもろの技術や方法があるのでトレーニングしなくても作れちゃったりしますが、それでも日々のトレーニングで使いこなせるようにしていくことは必要です)

 

何事もそうですが、覚えるまでは少し大変かもしれませんが、覚えてしまったり出来てしまったりすればあとは何も考えずに無意識にやっています。

自転車の運転、掛け算の九九、箸の使い方、スマホの使い方

最初は上手に出来なかったり面倒だったりしますが、出来るようになれば意識しないで出来るようになっています。

 

ちなみに僕はおとといにスマホの機種編をしたので、まだ操作に慣れておらずいろいろな操作を意識してやったり新しい操作を覚えたりしています。ただしこれもあと数日もすれば今まで使っていた機種と同じように余計なことを考えずにスムーズに使えるようになっているはずです。

 

これを簡単に言うと無意識に記憶されるということです。

無意識に記憶されているので、思い出すきっかけを与えてあげればあとは無意識が勝手にやってくれるのです。そこで思い出すきっかけになるのがトリガーでありマントラであり言葉になります。

 

下丹田という言葉が、下丹田が出来ている状態を思い出すトリガーとなり、無意識が勝手に下丹田の氣を活性化してくれるということなのです。

 

 

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

おすすめの記事