無意識を意識に上げる方法⑫やめられない習慣をやめる方法

前回の記事は「無意識を意識に上げる方法⑪大変なことをルーティンにしない」でした。

人が何か新しいことをしようと決意しても、精神的に負荷がかかることだとそれを続けるのは難しいことになります。

だから新しいことを継続させるコツは、脳に簡単に出来ることだと思わせておいて継続することを無意識化させてしまうのが賢い選択なのです。

まずは簡単に出来ることをルーティンとして習慣化してしまうこと。

そして慣れてきたら少しずつ負荷を増やしていくこと。

大事なのは何よりも継続する習慣を無意識に落とし込むことなのです。

と言った内容を話しました。

 

無意識を意識に上げるとは、今まで気づかなかったことに気づくことです。

今まで気づかなかったことに気づくためには、今までとは違うモノの味方をする必要があります。

 

子供の頃の意識で過ごす

身体の緊張状態を解放する

ゴールを意識する

感情や感覚を使う

 

これを意識することで、あなたのモノの味方は確実に変わっていくはずです。

 

意識するとは、あなたが何に注意を向けているかということです。

そして、このブログの読者であれば、自分がより成長できること、自分が本当にやりたいこと、自分が楽しめることに注意を向けていただきたいのです。

無意識を意識に上げる方法⑫良くない習慣をやめる方法

あなたの注意を意識したいことに集中して持続させることが出来れば、あなたの脳力がより活性化しあなたの進みたい方向への速度も加速します。

 

しかし問題は、私たちの周囲には注意を持続するための集中力をさまたげる要因が多いということです。

自分の中の良くない習慣、テレビ、携帯電話のSNSやゲーム、目の前のお菓子、ネガティブな情報、ネガティブな環境など

これらに注意を奪われ、無意識に自分にとって良くない時間を過ごしてしまいます。

 

特に携帯電話にはネットから様々な情報がすぐに手に入るようになった利点がある反面、SNSやゲームや質の低い情報にも簡単にアクセスできるようになりました。

携帯電話からの情報は手軽に入手できるだけに、必要のないときでさえ頻繁にメールやSNSのチェックをしたり、ゲームに熱中しやすくなったりします。

そうなってしまうと、人が携帯電話を操作するというのではなく、携帯電話に人が操作されている、言い方を変えれば支配されているということになります。

 

あなたにとっての良くない習慣というのは、無意識レベルであなたの注意を惹いていることでしょう。

良くない習慣は習慣であるため、良くないと思ってやめようと思ってもつい手を伸ばしてしまいます。

無意識でルーティンになっているのです。

 

前回までの記事でルーティンにすることを提唱しました。

ルーティンにする目的は、意識して行動することを継続することでその行動が無意識レベルに入っていき、意識しなくても行動している習慣にするためです。

 

であれば、すでにルーティンになっていることをやめるためには、意識してその行動をしないことが必要になります。

 

だがしかし、私たちはそんなに意志力が強くないのです。

あることをやめようと意識すればするほど、そのやめようと思っていることに意識が向いてしまします。そんなこんなで、何日か耐えた後にふと油断してまた手を出してしまったりします。

無意識に入った習慣は根強いのです。

 

では、なかなかやめられない自分の中の良くないと思っている習慣をなくすにはどうすればいいか?

 

方法は2つ

消す、または別なルール(ルーティン)を上書きするです。

 

習慣を取り除くには少しずつ減らしていくというわけにはいきません。

バッサリいきます。

執着や未練をバッサリ断ち切ります。

 

私たちは自分が変わりたいと思った時に、何か新しいことを始めることを意識しますが、今までやっている良くない習慣をやめることも同じく大事なのです。

 

私たちの時間は何をしていようが一日24時間です。

何か新しいことをするなら当然ながら、不要と思われる時間を削るしかありません。

よく頑張るために睡眠を削るという選択をする人もいますが、あまり良い選択とは言えません。

それよりもあなたの中で無駄だったり不要な時間を削除して、その時間を新たな自分のやりたい良い習慣とするほうが断然良いのです。

 

で、自分の中の良くないと思っている習慣をなくす方法として、消す、または別なルール(ルーティン)を上書きするの2つを上げました。

 

消すは文字通り消します。

出来るだけ自分の視界に入ってこないように排除します。

もし携帯電話をいじるくせがついているのであれば、作業中などは目の前や机の上など手の届くところには携帯電話を置かないことを徹底することです。

奥の手としては携帯電話を使わない生活にしてしまうという手もあります。

 

ただしこれらは、荒療治として有効ですが、現実的にはなかなか使いずらい方法です。

アンカーを書き換える

で、もうひとつの方法、別なルール(ルーティン)を上書きするです。

これにはとても有効な方法があります。

 

その有効な方法とはアンカーの書き換えです。

例えば、携帯電話をいじるくせをなくしたいとしたら、そのトリガーとアンカーは

トリガー〔携帯電話をいじりたい〕→アンカー〔携帯電話をいじる〕

となります。

 

これを

トリガー〔携帯電話をいじりたい〕→アンカー〔深呼吸してリラックスする〕

のように〔携帯電話をいじりたい〕と思った時のアンカー(実際の動作)を、あなたが習慣にしたい別の動作にするのです。

 

やめたいと思ったことをしたくなった時のアンカー(実際の動作)を〔深呼吸してリラックスする〕や〔筋トレする〕や〔読書する〕など、あなたが習慣にしたいことに書き換えてしまうのです。

これはとても効率的な方法で、良くない習慣をなくすと同時に新しい習慣をやってしまうという、一粒で2度おいしい一石二鳥な戦略です。

 

また、特に〔深呼吸してリラックスする〕ことをアンカーとしてつなげると、冷静な判断にもつながるので本気で変わりたい人にはとても有効な方法になります。

 

ということで、なかなかやめれない良くない習慣をやめる方法としては

1.まずは、自分の良くない習慣を書き出してみる。

2.習慣となる要因を目の前から消してしまう。

3.消すことのできない習慣は、良くない習慣が思いついた時(トリガー)に対するアンカーを、あなたが習慣にしたい新しい行動に書き換えてしまう。

4.書き換えたことを実際にやる。

 

これは本気で習慣を変えたい人にとってはとても有効なので、やめたい習慣がある人であれば是非お試しあれ。

 

 

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

おすすめの記事