前回の記事はゴール達成を叶えやすくするためのコツでした。

学んだことを使えるようにするには実践練習とそれなりの時間が必要

私たちが何かを学ぶとき、例えば気功でもコーチングでもそれを学ぼうとするということは、それを使えるようにすることが目的となるはずです。

 

参考記事:実践で使えねえと意味ねえだろうが~自分に衝撃を与えよ』(2019/2/15)

 

気功やコーチングを使えるようになるためには、技術の習得が必要になります。

そして技術の習得には当然ながら時間が必要になります。

 

小手先で出来ることであるならともかく、それなりの理論体系や技術を身に付けるには時間がかかるものなのです。

 

気功やコーチングのセミナーを1回受けて、それをもって気功やコーチングをすべて理解して実践で使えるということはありません。

 

そのセミナーで学んだことを基に、さらに知識を深めたり毎日コツコツと技術のトレーニングを続けたり、実際にその技術が通用するのかどうかを実践してそのフィードバックを取りながら、時間をかけて身に付けていきます。

 

私たちは学生の頃、勉強にしても運動にしても時間をかけて知識や技術を身に付けてきました。特に体育会系の部活動のような毎日の訓練が課せられているスポーツをやるとレベルはかなり上がります。

 

そんな感じで、みんなが持っているそれなりの技術や特技は時間をかけて身に付けてきたものであるはずです。決して1日~3日くらいのワークショップやセミナーに参加して、その時間だけで習得したわけではないはずです。

 

短期間で全てが学べるとか認定が取得できるセミナーがありますが、重要なのはそこで学んだ後に何をするかです。

 

その短期間のセミナーで確かに重要な理論や技術はひと通り学べたのかもしれませんが、そんな短期間で習得したことが、即実践で有効に使えるはずもありません。(それまで長い間をかけて取り組んでいたことがセミナーをきっかけに開花することはあります)

 

本当にその理論や技術が身に付いて実践で使えるようになるには、セミナーの後に何をどのくらいの時間をかけて取り組んできたかにかかってくるのです。

 

そしてその取り組むべきことに必ず必要となるのが、実際に使えるようになるための実践的な練習です。

 

例えば、私たちは学生時代に何年もかけて何時間も英語を学んできましたが、多くの人は実践で外国人と英語でコミニケーションを取ることが出来ません。なぜ何年も英語を学んでいるのに英語でコミュニケーションが取れないかと言うと、単語やイデオムの暗記、文法の理解、文章の読解や英訳などの理論的なことばかりを学び、実際に使うということについてはほとんどやっていないからです。だから英語の偏差値が高くても英語でコミュニケーションがとれないといういびつな現象も起きているのです。

何事も口で解説したり理論を言うだけなら簡単ですが、実際にそれを行うとなるとそれは別世界の話になります。

 

プロの選手がプレイしている野球やサッカーを観ながら偉そうに能書きを言うことは、そこそこの専門知識があれば誰でも出来ますが、実際にプレイをしてみればプロの選手に対して手も足も出ません。

 

気功やコーチングも一緒です。理論の習得も大事ですが、それだけだとプロ選手のプレイを観ても能書きを言っていることと同じであって、実際にはほとんど使うことが出来ません。

 

やはり実際に使えるようになるためには実践が必要なのです。そしてその実践を学生時代の部活動みたいに毎日コツコツと続けていくのです。

 

忙しくて、毎日まとまった時間が取れないという人もいると思いますが、そういう人こそ普段の生活の中でどんどん実践していけばいいのです。ましてや気功やコーチングなどは、何をする時でも実践として使うことが出来るので、普段の生活の中で使うことを習慣として取り入れてしまうのが上達の近道になります。

 

いずれにしても、学んだことを使えるようにするには、実践練習とそれなりの時間は必ず必要となります。

 

実践練習とそれなりの時間をかけるとなると、自分が好きなことである方が無理なく楽しく続けられる可能性が高くなります。

 

それゆえ「好きこそものの上手なれ」なのです。

 

自分の気に入ったこと、自分の好きなことを、実践しながら時間をかけて学んでいけば実力が間違いなくついてくるはずです。

 

本当に身に付けたいことがあるのであれば、3年くらいの期間を見て腰を据えて取り組んでください。

 

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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