体を鍛えてエネルギーを高める~やりたいことがなければまずは土台作りから

 

前回の記事はやりたいことをなんでもやれるとしたら、なにがやりたい~ゴール設定でした。

 

今回も引き続き、ハードボイルド小説『初秋』(ロバート・B・パーカー著)からの引用でスタートです。

今は体を鍛える、いちばん始めやすいことだから(初秋)

「得意なものがなんであるか、ということより、なにか得意なものがあることの方が重要なんだ。おまえにはなにもない。なににも関心がない。だからおれは、おまえの体を鍛える、大丈夫な体にする、十マイル走れるようにするし、自分の体重以上の重量が挙げられるようにする、ボクシングを教え込む。小屋を造ること、料理を作ること、力いっぱい働くこと、苦しみに耐えて力をふりしぼる意志と自分の感情をコントロールすることを教える。そのうちに、できれば、読書、美術鑑賞や、ホーム・コメディの科白以外のものを聞くことも教えられるかもしれない。しかし、今は体を鍛える、いちばん始めやすいことだから」

『初秋』ロバート・B・パーカー著

 

前回の記事でも話した内容ですが、今の自分を変えていきたいと思っているけど、やりたいことが何も見つからないという人は多いです。そのやりたいことを見つける方法として「自分で決めて自分で行動する」習慣を作ることと、「自分を縛っている制限を外して考える」ことを前回の記事で紹介しました。

 

今回の記事では前回とは視点をずらし、やりたいことを見つけたりゴール設定をするのではなく、やりたいことがない時でも直接自分を変えることが出来る方法を紹介します。

 

今は体を鍛える、いちばん始めやすいことだから

 

その方法とは体を鍛えることです。

体を鍛えることは、手軽でいちばん始めやすいことです。また継続してトレーニングした成果が目に見えて効果として現れやすいので、自分が変わっていけるという臨場感を感じるには、うってつけの方法です。

体を鍛えて心身ともに自信をつける

やりたいことが見つからないと言う場合、自分に自信が持てなかったり、何かをするための元気やパワーが出てこないというような、活動するのに必要なそもそものエネルギー自体が不足していることがあります。まぁ風邪を引いて具合が悪かったり、お腹に激痛が走って動くのが苦しい時に、なかなか新しいことにチャレンジしようなどとは思えないことと一緒です。そんな苦しい状態の時は、まずは現状回復して元の動ける状態を目指すことが先決です。

 

そして、その動ける状態にするために体を鍛えることはとても有効なのです。

出来れば体を鍛えることのその先に、何か別なやりたいことやゴールがあるとなお良いでが、まぁ無ければ無いでただ単に強くなりたいでも筋肉をつけたいでもスタイルを良くしたいでもダイエットしたいでも構いません。継続してひたすらトレーニングしていくことで不足していたエネルギーも高まってきます。

 

トレーニングは軽い負荷で無理のかからない範囲で継続して習慣化させていくことがコツです。トレーニングでエネルギーが高まってくるとそのうち自然と負荷も掛けたくなってきます。トレーニングには、有酸素運動系と筋トレ系をバランス良く取り入れるのがおススメですが、まぁそれよりも自分のやりたいトレーニングをやってください。

体を鍛えることを継続していれば、体は変わります。それはほぼ間違いなく良い方向に変わります(やりすぎての故障を除く)。そして体が変わると心も変わります。体が変わった自分の姿を鏡で見たり、以前よりも力が湧いてくる自分に気づくと、それは心にも良い影響を与えるということです。

 

良い影響として一番大きなモノは自信です。トレーニングによって身体が変わったこととによって、自分の能力や価値を信じる力が蘇ってくるのです。さらに体を鍛えているので当然ながら物理的にも以前よりも活動出来る自分に変わっています。そしてさらに、トレーニングによってエネルギーが高まっていることで、少々のネガティブな出来事は跳ね返す精神的な力も出てくるのです。

 

男性はより強く、女性はより美しくなることで、外見上だけではなく内面的にも自信に満ち溢れてくると言われているのは、そういうことです。

 

体を鍛えエネルギーが高まり精神的にも自分に自信がついてくるようになれば、やりたいこともおのずと見つかるようになるはずです。体を鍛えることによって自分が変われるということが実感できているので、その思考と習慣があなたをさらに推し進めてくれるくれることにもなります。

 

体を鍛えることは、あなたを支える土台作りともなるのです。

やりたいことが何もなければ、まずは体を鍛えることから始めてみましょう!!

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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