前回の記事は自分なりのプラスな気持ちにする方法を見つけるでした。

ネガティブな思考でマイナスにフォーカスすると

前回、コレクティブエフィカシー(集団的自己評価)について触れました。

コレクティブエフィカシーとは、前向きで志を同じくする仲間たちに囲まれていると自分の力が最大限に発揮できる状態になるということ。それに加えて仲間が頑張って力を発揮しているのを見て自分もさらにやってやろうという気になったり時には協力しあうなどと、自然とお互いを高め合いながら成長してゆくような集団ということです。

 

だからコレクティブエフィカシーの中にいると、ネガティブな気持ちになることがあっても速めに気持ちを持ち直せる傾向があります。なぜ速めに気持ちを持ち直せるかというとホメオスタシスが働くからです。

 

コレクティブエフィカシーにいる人は基本的にはプラス思考でありプラスの言葉を使う人です。ということはその集団自体がプラス思考でありプラスの言葉を使うことがホメオスタシス化している集合と見ることができます。だから、よっぽどのことでもない限りマイナスな状態となることがあっても元のプラスの状態に戻りやすいのです。個人だけではなく集合状態にもホメオスタシスを維持しようとする無意識の働きがあるということです。

 

逆に言えば、もともとネガティブ思考が強くてマイナスなことばっかり考えたり話したりする人は、その集団にいることがとても居心地の良くない状態となってます。たとえネガティブが強い状態の人でもそれを変えていきたいとする人はその場に馴染もうとしますが、そうでない人は周りが引き上げようとしていても必然的にマイナスな対応となり、その場から遠ざかることになります。

もちろん、その集団が自分のゴールや目指していたことと方向性が異なっていたり、自身のレベルを今よりもさらに高めていこうということであれば、それはいくらポジティブな集団であっても離れた方がいいこともあります。しかし、その集団から離れる原因が自身のネガティブさであるのであれば、それは成長のチャンスを自らつぶす行為であり、とてももったいないことです。

 

また、コレクティブエフィカシーの集団でなくても、ネガティブ思考でマイナスなことばかり話していたり、いつも不機嫌そうな顔をしていたら、自然と人は近寄ってこなくなるか、同じマイナスな愚痴を話す人どうしでつるむことになるでしょう。

 

私たちはひとりで出来ることには限界があり、たくさんの人との関係性によって今の生活があります。それに幸せな気持ちというのも往々にして他人がもたらしてくれます。

 

それなのに、自分がネガティブ思考であったり、周りにもネガティブさを振りまいていたら、自ら進んで運気を遠ざけてしまうようなものです。

 

まぁそれでも集団が苦手だったり自分ひとりでコツコツとやる方が好きという人もいるし僕もどちらかといえばそっち側の傾向なので、必ずしもコレクティブエフィカシーの集団に入ったほうがいいというわけでもありません。人それぞれに自分に合ったやり方もあるでしょう。(一人でコツコツやるにしても、どこかしらで人との関係性は必要になりますが)

しかしながら、ネガティブな思考をしていつもマイナスなことばかりにフォーカスしてしまうことの方は絶対に避けてほしいことです。(これは何でもネガティブに捉える思考のことを言っているのであって、仕事でリスクを確認したり自分の修正ポイントを見つけたりすることは、また別の話になります)

 

ネガティブな思考はマイナスな気の流れを作ります。気の流れがマイナスな人は、プラスな出来事でもマイナスに捉えがちになります。なぜならマイナスな方向に目が向く(フォーカスする)ようになってしまっているからです。「光あるところに影あり」と言われるように、どんな出来事にもマイナスを見ようとすればマイナスな部分が見えてしまうのです。

 

以前「気の流れを良くする簡単な3つの方法」として

①プラスの言葉を使い、マイナスな言葉を使わない

②プラス思考で考え、マイナスな思考をやめる

③日々感謝する

を紹介しましたが、これを徹底するだけでプラスの部分にフォーカスするようになり、気の流れが良い方向に変わることで運気が上がってきます。

 

「影あるところにも光あり」です。意識や心掛けを変えるだけで、あなた自身の気の流れも、周りがあなたを見る目も変わってくるのです。

 

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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