前回の記事は「ドアを開けなければ危険はないのに(風の中の女)」でした。
今回は、アニメ『十二大戦』から、妬良(寅)と失井(丑)との会話の引用です。
『十二大戦』とは
どこかの世界。十二年に一度、十二支の戦士が集い争う「大戦」があった。その名は、『十二大戦』。今回は十二回目。頂点に立った一人は「どうしても叶えたいたったひとつの願い」を成就する事が出来る。十二人の戦士はそれぞれの想いを胸に、戦場に赴く。殺し殺される戦士達の物語。
という感じで、『Fate/Zero』や『Fate/stay night』と同じく、生き残りバトルロイヤルで、勝ち残ったものが何でも願いを叶えられるというストーリーです。
どうすればそんなふうに正しいことができるんでしょうか?(十二大戦)
妬良(寅)「どうすれば、そんなふうに正しいことができるんでしょうか?迷わず、不安を感じず、間違わずに、正しいことが出来るんでしょうか?」
失井(丑)「ふぅ、、、そんなことは、これまで考えたこともなかったがね。お嬢ちゃん、君は正しいことがしたいのかね?」
「うん」
「では、試みに少し考えてみようかね、、、己の行動原理を言語化するというのも、たまには良いだろうからね」
「ん~ 1、まず正しいことをしようとするだろう 2、次に正しいことをする 以上だ」
『十二大戦』第10話「虎は死んで皮を残す」
「どうすればいいのか?」というのは多くの人が抱えている悩みかと思われます。
なぜ、多くの人は「どうすればいいのか?」と悩むのでしょうか?まぁそれは単純に悩みが解決されないからです。
この悩みを解決するためには、大きく2つのステップがあります。
まず1つ目は、「自分の目的を明確にすること」です。これをコーチングでは「ゴール設定」と呼びます。
自分の目的を明確にするということは、自分の悩みに対して「自分がどうしたいのか」「自分がどうなりたいのか」を明確にすることです。具体的に目標を立てることです。
「自分がどうしたいのか」「自分がどうなりたいのか」が明確になると、不思議なことにその解決方法が見えてくるようになります。だから「どうすればいいのか?」と悩むのであれば、先に「自分がどうしたいのか」「自分がどうなりたいのか」について考えるべきなのです。
ゴールである目的地が決まっていないのに、どうやって進もうかと考えるのはナンセンスです。行き先が決まるから行き方も決まるのです。ゴールが決まる前に行き方が決まるわけはありません。
どうすれば、そんなふうに正しいことができるんでしょうか?迷わず、不安を感じず、間違わずに、正しいことが出来るんでしょうか?
妬良(寅)は、やや抽象的な目的ではありますが、「迷わず、不安を感じず、間違わずに、正しいことが出来るようになりたい」というゴールを持ちました。妬良(寅)の「その達成のためにどうすればいいのか」という問いに対して、失井(丑)の回答はシンプルに明快です。
1、まず正しいことをしようとするだろう
2、次に正しいことをする
1は「ゴール設定」であり、2は「行動」ということを意味しています。
「どうすればそんなふうに正しいことができるんでしょうか?」という問いに「正しいことをすると決めて、正しいことをする」というのは当たり前すぎる答えであり真実です。
先ほど「どうすればいいのか?」という悩みを解決するためには2つのステップがあり、1つは目的を明確化すること=ゴール設定であると書きました。
2つ目は、もうお分かりかと思いますが「行動」です。
やることを決めて、それをやるだけです。
単純ですが、これが悩みを解決する方法です。これが自分で出来るようであれば、コーチングもカウンセリングもいりません。自分で自分を進化成長させて、どんどん突き進んでいくことが出来ます。
しかしながら、やりたいことがわからなかったり、ゴール設定の仕方が上手く出来なかったり、実際に行動することがどうしても苦手であったり、行動の途中でつまずいてしまう人もいます。そのような人であればコーチングやカウンセリング等を受け他人の力を借りて、ゴール設定と行動のコツをさらっとつかんでしまえばいいのです。
悩みがあると、どうしてもその解決方法を難しく考えてしまいがちですが、やるべきことはシンプルに2つだけです。「自分がどうしたいのか」「自分がどうなりたいのか」を明確にして、そのための行動を実際にやる。それだけなのです。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。