前回の記事はドアを開けなければ危険はないのに(風の中の女)でした。

 

今回は、アニメ『十二大戦』から、妬良(寅)と失井(丑)との会話の引用です。

 

『十二大戦』とは

どこかの世界。十二年に一度、十二支の戦士が集い争う「大戦」があった。その名は、『十二大戦』。今回は十二回目。頂点に立った一人は「どうしても叶えたいたったひとつの願い」を成就する事が出来る。十二人の戦士はそれぞれの想いを胸に、戦場に赴く。殺し殺される戦士達の物語。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

という感じで、『Fate/Zero』や『Fate/stay night』と同じく、生き残りバトルロイヤルで、勝ち残ったものが何でも願いを叶えられるというストーリーです。

どうすればそんなふうに正しいことができるんでしょうか?(十二大戦)

 

妬良(寅)「どうすれば、そんなふうに正しいことができるんでしょうか?迷わず、不安を感じず、間違わずに、正しいことが出来るんでしょうか?」

失井(丑)「ふぅ、、、そんなことは、これまで考えたこともなかったがね。お嬢ちゃん、君は正しいことがしたいのかね?」

「うん」

「では、試みに少し考えてみようかね、、、己の行動原理を言語化するというのも、たまには良いだろうからね」

「ん~ 1、まず正しいことをしようとするだろう 2、次に正しいことをする 以上だ」

『十二大戦』第10話「虎は死んで皮を残す」

 

「どうすればいいのか?」というのは多くの人が抱えている悩みかと思われます。

なぜ、多くの人は「どうすればいいのか?」と悩むのでしょうか?まぁそれは単純に悩みが解決されないからです。

 

この悩みを解決するためには、大きく2つのステップがあります。

まず1つ目は、「自分の目的を明確にすること」です。これをコーチングでは「ゴール設定」と呼びます。

 

自分の目的を明確にするということは、自分の悩みに対して「自分がどうしたいのか」「自分がどうなりたいのか」を明確にすることです。具体的に目標を立てることです。

「自分がどうしたいのか」「自分がどうなりたいのか」が明確になると、不思議なことにその解決方法が見えてくるようになります。だから「どうすればいいのか?」と悩むのであれば、先に「自分がどうしたいのか」「自分がどうなりたいのか」について考えるべきなのです。

 

ゴールである目的地が決まっていないのに、どうやって進もうかと考えるのはナンセンスです。行き先が決まるから行き方も決まるのです。ゴールが決まる前に行き方が決まるわけはありません。

 

どうすれば、そんなふうに正しいことができるんでしょうか?迷わず、不安を感じず、間違わずに、正しいことが出来るんでしょうか?

 

妬良(寅)は、やや抽象的な目的ではありますが、「迷わず、不安を感じず、間違わずに、正しいことが出来るようになりたい」というゴールを持ちました。妬良(寅)の「その達成のためにどうすればいいのか」という問いに対して、失井(丑)の回答はシンプルに明快です。

 

1、まず正しいことをしようとするだろう 

2、次に正しいことをする

 

1は「ゴール設定」であり、2は「行動」ということを意味しています。

「どうすればそんなふうに正しいことができるんでしょうか?」という問いに「正しいことをすると決めて、正しいことをする」というのは当たり前すぎる答えであり真実です。

 

先ほど「どうすればいいのか?」という悩みを解決するためには2つのステップがあり、1つは目的を明確化すること=ゴール設定であると書きました。

 

2つ目は、もうお分かりかと思いますが「行動」です。

やることを決めて、それをやるだけです。

 

単純ですが、これが悩みを解決する方法です。これが自分で出来るようであれば、コーチングもカウンセリングもいりません。自分で自分を進化成長させて、どんどん突き進んでいくことが出来ます。

 

しかしながら、やりたいことがわからなかったり、ゴール設定の仕方が上手く出来なかったり、実際に行動することがどうしても苦手であったり、行動の途中でつまずいてしまう人もいます。そのような人であればコーチングやカウンセリング等を受け他人の力を借りて、ゴール設定と行動のコツをさらっとつかんでしまえばいいのです。

 

悩みがあると、どうしてもその解決方法を難しく考えてしまいがちですが、やるべきことはシンプルに2つだけです。「自分がどうしたいのか」「自分がどうなりたいのか」を明確にして、そのための行動を実際にやる。それだけなのです。

 


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今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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