前回の記事はもし君が正しいことが出来なくて苦しんでいるのだとすれば(十二大戦)でした。

 

今回もまた、アニメ『十二大戦』から、妬良(寅)と失井(丑)との会話の引用です。

前々回、前回と引用した会話の続きの最後になります。※失井(丑)が話して、妬良(寅)は聞いているだけです。

それは出来ないわけではなく、やらないことを選んだのだ(十二大戦)

失井(丑)「正しいことをしなくていい理由はいくらでもある。迷う材料は山ほどあるし、不安材料も売るほどある。人のせいにするのもいいし、社会のせいにするのもいいだろう。時代のせいにだって、運のせいにだって出来る」

「だが、正しいことをしていない人間は、出来ないのではなく、やらないだけだということを自認すべきだがね。君もまったく無理に正しいことをしなくていいが、それは出来ないわけではなく、やらないことを選んだのだということを、ゆめゆめ忘れぬことだ」

「正しきものは皆、1、すると決めて 2、する きちんと段階を踏むことだ。1の段階に居ながらにして、2を悩むのは愚の骨頂だがね」

『十二大戦』第10話「虎は死んで皮を残す」

 

まぁあれです。すべてはやるかやらないかということです。

皆様におかれましては、いろいろと悩むこともあろうかと思います。悩みというのは、何かしらの状況を変えたいけど変えられない時の心の苦しみです。

悩みを解消するためには、大雑把に3つの方法があります。

① 悩みを解消するために行動する。

② 気持ちを切り替えることで、悩みの解消をあきらめる。

③ 気持ちをもやもやさせたまま、時間が解決してくれるのを待つ。

 

おすすめは①か②であり、③はあまりおすすめできません。悩みを抱え続けているのは、精神的にあまりよろしくないので、なるべく早急に対処された方がよろしいかと思います。

 

①と②は、やるかやらないかということになります。これはどちらがいいとか悪いとかはなく、自分の好みや重要性で選択したらいいかと思います。また、「やってみたけどやっぱりあきらめた」ということでも全然かまいません。

 

大事なことは、自分がどうしたいのかを決めることです。決めないことには行き先がわからないので、どうしようもありません。やりたいならやればいいし、やりたくなければやらなければいいだけなので、まずはどうしたいのかを決めます。

 

正しいことをしなくていい理由はいくらでもある。迷う材料は山ほどあるし、不安材料も売るほどある。人のせいにするのもいいし、社会のせいにするのもいいだろう。時代のせいにだって、運のせいにだって出来る

 

私たちは何かをやりたいなぁと思った時に、やらなくてもいい理由を天才的に考えだします。これは自分が変化することを阻止しようとするホメオスタシスの働きでもあります。まぁこのブログの読者であれば、何か新しいことをしようとする時にホメオスタシスが出てくることは想定内のこととして対処されていることとは思います。

 

やるかやらないかというのは、このホメオスタシスの抵抗を突破することが出来るかどうかということになります。というか、このホメオスタシスの抵抗を突破出来ないようなことであれば、それはもうその程度の意気込みしかなかったということです。本気で変わる気などなかったということです。

 

君もまったく無理に正しいことをしなくていいが、それは出来ないわけではなく、やらないことを選んだのだということを、ゆめゆめ忘れぬことだ

 

私たちは基本的には、やればたいていのことは出来ます。特殊なことや飛びぬけたレベルとなると話は別ですが、その他のことであれば時間はかかるかもしれませんが出来ないことというのはあまりありません。

 

まぁたいていのことはやれば出来るのです。だから出来ないと言うのは、やっていないというだけなのです。やらないことを選択しているから出来ないのです。答えはとてもシンプルです。

 

多くの人は、他人の決めた規則やルールには従うが、自分で決めたルールはすぐに破棄してしまいがちです。これはまったく逆です。一般常識ではどうか知りませんが、私たちはこれを逆にしなければいけません。

私たちが自分を成長させたり理想の自分に近づくために必要なことは、他人の決めたルールを破ってでも自分に課したルールに従う必要があるのです。自分がやると決めたことは、しっかりとやり続けるのです。

 

自分で決めてそれをやる中で、方向転換することがあったりやり直しすることもあるでしょう。それは大いに結構です。そのつど新しいゴールを設定して、またそれをやればいいだけのです。

 

必要なのは自分でどうしたいのかを決めて、それを実際にやること。

もし自分が決めたことを実際にやらないということであれば、その決めたことをあなたは選ばなかったということです。ただそれだけです。まぁそれはそれで構いませんが、自分の決めたルールを自分で守れないようでは、他人や周りの環境に支配される人生でも文句の言える筋合いではないかもしれません。

 

十二大戦

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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