前回の記事は「自分なりの解釈で精神的な緊張状態に区切りをつける」でした。
ということで、精神的な緊張状態を解消するためのひとつの方法を前回紹介しました。
自分を今よりももっと良くしようと本気で思えば、その方法は自然と見えてくる
リラックスというのは、リラックス出来るようになればなるほど、自分がリラックス出来ていない部分(原因)が明確に見えてくるようになります。
緊張状態となる原因が明確に見えるようになったら、なぜ緊張状態になってしっまうのかがわかってくるので、その原因に対して明確な意図をもっと対処できるようになるので、それを取り除くことが出来る可能性が高くなります。
しかしながら、心身ともに緊張状態が当たり前と言う人が多くいて、そういう人はその緊張状態であることがホメオスタシス化しているので、自分が緊張状態にあるということすら気づきにくい状態となっています。まぁちらっと思ったとしても脳がそのことを重要視していないからスルーされます。
見えない人には見えない。わからない人にはわからないということです。
これは何事に対してもそうです。
見えないしわからないから、気づきもしないし知りようもないのです。
同じことを繰り返す自分の無意識に従い、現状維持を好むホメオスタシスに任せっぱなしにしていれば、新しい気づきは見えにくくなってしまっているということです。
見えていなかったことが見えるようになるコツはあります。とても簡単です。
それは無意識の外側を見ることです。ホメオスタシスの外側を意識することです。
コーチング的に言えば現状の外側にゴールを設定することです。
わかりやすく言えば、自分を今よりももっと良くしようと思うことです。
今の自分よりももっと良くしようと本気で意識するようになると、もっと良くするための材料に自然と目が向くようになってきます。それは本や動画であったり、なんらかの行動をしている時の気づきであったり、良くしようと思っていることが出来てる人との出会いのような形で、今まで見えていなかったことが見えてくるようになります。
そこで新たな気づきを得て、そのことに対する知識の吸収や体感があると、だんだんと自分の思っているもっと良い状態がはっきりと見えるようになってくるのです。
つまりもっと良くなっている自分に臨場感が高くなるということです。
それが臨場感高くわかってしまえば、あとは日常の生活スタイルをもっと出来る自分の方へ変えていくようにデザインして実行していけばいいだけです。自分が今まで無意識にしていたパターンを意識して書き換えていくということです。
そのきっかけとなるのが、
それは無意識の外側を見ることであり、ホメオスタシスの外側を意識することであり
コーチング的に言えば現状の外側にゴールを設定することであり
自分を今よりももっと良くしようと思うことというわけです。
ここでひとつ注意しておくことがあります。
それは今やっていることの延長線上になることをやるだけでは新たな気づきは得られにくいということです。たとえば、ただ単に今やっていることの回数や時間を倍にしたりするようなことでは、新しい発見は得られにくいことはおわかりになるかと思います。
新たな気づきを得るためには、その鍛錬なり行動の一回一回を意識に上げてもっと良くする方法はないのかと仮説と検証(フィードバック)を繰り返すことが必要になります。
ようは一回一回の行動を無意識に繰り返すのではなく、その一回一回の行動を意識に上げて良くなる方法を実践していくということです。
それが出来るようになると、生活の全てが自分を良くするための気づきとなりトレーニングとなってくるのです。
これが、合気道の世界で達人とまで呼ばれた植芝盛平さんや塩田剛三さんが生前言われていた言葉に「歩く姿、それ即ち武なり」「立ち姿が武」ということと重なる部分です。
参考記事:『リラックスした自然体でいることを日常とする』(2018/8/16)
自分を今よりももっと良くしようと本気で思えば、その方法は自然と見えてくるものです。
まずは、自分自身をしっかりと見てあげることから始めてみましょう。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。