前回の記事は「引き寄せの法則と潜在意識⑤潜在意識への願望の伝え方」でした。
潜在意識への願望の伝え方として、変性意識状態の時に願望がもうすでに叶っている状態をイメージすることで。潜在意識にその願望が落とし込まれること。
さらに現実世界で、すでにその願望が叶えられたかのように、そうなりきって行動することが大事だということもお伝えしました。
こうすることにより、潜在意識と顕在意識と行動が同じ方向に向かって一致し、それにより願望への引き寄せの法則が強まっていくという内容でした。
脳は、なまけるのが得意
私たちの意識の中にある潜在意識と顕在意識の割合は、だいたい潜在意識が90~95%で顕在意識が5~10%です。
顕在意識は私たちが普段頭を使っている部分、意識して思考や行動している部分になります。
その顕在意識でしていることを繰り返していると、だんだんと意識しなくても自動的にその思考や行動がパターンとして認識されます。
その無意識でしている状態になると顕在意識にあった思考や行動が潜在意識に落とされたということになります。
私たちの脳は手抜きが得意です。なるべく脳を使わないで済むように活動しています。
普段使っている顕在意識は脳の5~10%しかありません。
だから、なるべく新しいことをしないようにするため、脳は潜在意識にある思考パターンや行動パターンに自動的に物事を処理させています。
これが習慣です。
今のあなたはこの習慣が作っています。
普段、無意識に作動している潜在意識は脳の90~95%なのだから当然です。
引き寄せの法則と潜在意識⑥本当にやりたいことをやる
あなたが今の自分を変えていきたいと思ったら、無意識にしている習慣を書き換える必要があります。
だがしかし、習慣は今までのあなたが繰り返し繰り返し行ってきたものが蓄積されて出来上がってきたあなたの集大成です。
だから新しいことを2~3日やってみたところで、習慣になるはずもないし、もともとある習慣がホメオスタシスという現状維持保護装置を発動させて、強引にもとの習慣に戻してしまいます。
習慣化させるためには、継続して最低でも3カ月は必要であると言われています。
そのホメオスタシスの働きに抵抗し継続させるためには意志の力が必要となります。
精神力です。
しかしまぁ精神力も簡単に身に付けるのは難しいです。
気功で言えば、下丹田を鍛えることです。
下丹田が出来ていれば精神力も安定してきます。
しかしながら下丹田を鍛えるのにもやはり日常的な鍛錬の継続が必要になります。
ある意味では、下丹田のトレーニングの習慣化です。
では精神力が弱い人は自分を変えられないと言うかというとそういうわけでもありません。
ある思考法をしていれば、新たなチャレンジを継続できる確率が高まります。
それが伝家の宝刀、プラス思考です。
どんな出来事でもプラスに解釈できる人であれば、チャレンジ中におこる試練やネガティブそうな出来事でもいい方向に考えて進むことができます。
しかしながら、プラス思考も言うほどすぐに簡単に出来るわけではなく、潜在意識への落とし込みや日常の行動などで習慣化させることで身に付くことです。
精神力もプラス思考も一朝一夕で身に付くのではないとしたら(いや、これは必ず習慣化させてほしいことではありますが)、他にどうしたらいいのでしょうか?
ある条件があれば精神力の弱さやプラス思考のなさをカバーして新しい行動を継続していくことが出来ます。
で、そのある条件とは
あなたのチャレンジしていることが、あなたが心からそうなりたいと望んでいるのか?
ということです。
単純な話、あなたがやりたくてしょうがないことであれば、継続することも苦ではないし苦であるところか逆に楽しんで進んでいくことができます。
例えば、好きなゲームで難しいエリアに挑戦している時は、なかなかクリア出来なくてもそれでやる気がそがれることはありません。むしろ何度も果敢に挑戦していきます。
そして、そう挑戦していくことを通して、いつの間にかプレイヤーのレベルも上がっているのです。
あなたが何かに挑戦する時も、本当に本心から本気でそれを望んでいるのなら、途中に訪れる試練さえもが楽しくなるのです。むしろあっさりとクリアできてしまう方が物足りなさを感じてしまうでしょう。
私たちは、世間体や常識と呼ばれるものや周囲の期待から、自分の本当の気持ちよりも周りからどう見られるか、またはどう思われるかの方を優先しがちです。
なぜなら子供の頃からそういう環境で育ってきたからです。まさに習慣です。
だから、新しいことへの挑戦に二の足を踏んだり、自分の本当にやりたいことがわからなくなってしまっているのです。
私たちが1番簡単に成長する方法は、自分の本当にやりたいことを見つけてそれを夢中になってやることです。
それは別に仕事を変えろと言っているわけではなく(変えてもいいです)、趣味でも何でもいいので、自分の本当にやりたいことを見つけて夢中になってそれに取り組んでいくことで、あなたの中に楽しい情熱が生まれ自然とかつてのあなたとは違うあなたに変わっているのです。
いま一度、ゆっくりと自分を観察して、自分が本当は何をしたいのか、何をしたくないのか、そしてどうなりたいのかを自分自身に確認してみましょう。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。