変性意識状態とは何か?

変性意識の話

 

それでは、変性意識の話をしましょうか?

 

変性意識って一般の人にはなじみがない言葉かもしれませんが、気功やコーチングの世界では良く使われています。

なぜ良く使われているのかと言えば、変性意識状態の時には人の意識が変わりやすい状態になるからです。

 

気功もコーチングも、簡単に言えば意識を変える作業になります。(簡単に言いすぎですが)

だから、気功でもコーチングでも変性意識を良く使うのです。(どう使うかは今回はふれません)

変性意識ってどんな意識状態?

ではまず、変性意識とは何か?

 

変性意識とは、現実感を伴わない「非日常的な意識」のことです。

といっても何も特別なことでもなく、「非日常な意識」と言いながらもみなさんは日常生活の中で何度も体験しています。

 

どうゆうことかと言うと、あなたは映画や小説などの世界に感情移入したことがあると思います。

これは現実世界よりも作りものの世界の方に意識がある状態になります。

この状態が変性意識の状態です。

 

また、就寝時に完全に眠りにつく前に、意識が微妙に残っているけどほとんど眠りにつきそうな意識がぼんやりした状態になりますが、その時の意識も変性意識の状態です。

 

他には、スポーツなどでゾーンに入った時に、超集中状態となり普段のプレイからは考えられないような研ぎ澄まされたプレイをする時がありますが、このゾーンに入った状態も変性意識状態と言われます。

顕在意識と潜在意識

変性意識になると、通常意識の時とは脳波が違っています。

 

ところで、みなさんは顕在意識と潜在意識って聞いたことがあるでしょうか?

聞いたことのない人向けに、超簡単に説明します。

 

私たちは自分の脳を100%フルに活用できているわけではありません。

普段活用している脳は、せいぜい5%~10%くらいです。

その普段活用している5%~10%の脳が顕在意識です。

そして私たちが普段活用できていない90%~95%の脳を潜在意識と言います。

(あえてわかりやすく説明しています)

 

私たちは普段、顕在意識を使っています。

ということは脳の5%~10%しか活用できていないのです。

 

しかし、私たちには脳のほぼ100%をフルに活用できていた時期がありました。

それは私たちの幼少期、だいたい3歳くらいまでです。

 

その後、私たちは周りの環境や世間の常識、または心の傷などから自分を守るために顕在意識と潜在意識の間に徐々に境界線をつくっていき、10歳くらいまでには潜在意識と顕在意識は境界線で完全に分断されてしまいます。

 

私たちは、幼少期には言語習得を始めいろいろなことを天才的な速さで学び習得していました。

年を重ねるごとに環境などの影響で個々の能力に差が出てきますが、幼少期は誰もが天才だったのです。

これは脳が潜在意識をフルに活用できていたためです。

変性意識状態になると潜在意識に接続できる

私たちは幼少期には使うことができた潜在意識を、大人になってからは活用できていません。

 

だがしかし

実は、大人になっても潜在意識を活用する方法があるのです。

 

それはどんな方法かと言うと

変性意識状態になることです。

 

どうして変性意識状態になると潜在意識を活用できるのか?

それは変性意識状態の時には、潜在意識と顕在意識を分断している境界線が一時的にあやふやとなり接続できる状態となるからです。

 

私たちは寝ている時は潜在意識と顕在意識が逆転していると言われています。

このことは寝ていて意識のない時は、誰しもが潜在意識につながっているということを意味しています。

 

だから、眠りに落ちる間際の変性意識状態の時には、潜在意識と顕在意識を分断している境界線が一時的にあやふやとなり、潜在意識と接続できる状態となるのです。

 

この変性意識状態を起きている時に自ら作りだすことによって、私たちの眠れる能力である潜在意識に接続し活用することが出来るようになるのです。

 

 

この続きは次回のブログで

 

 

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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