前回の記事は成功の秘訣は自分を棄てること(蟹喰い猿フーガ)」でした。

 

ブログ読者の皆様、新年あけましておめでとうございます。

本年もよろしくお願いいたします。

 

新年ということで、日付の変わる深夜に某神社へ行き参拝の列に並んで1月1日の開始とともにしっかりとお参りしてきました。まぁ、僕は毎日地元の神社に行って参拝することがルーティンの中に入っているので新年だから神社に行ったということでもないのですが、年明け一発目の初詣は特別行事的な感じなので電車に乗って少し遠出をし日付が変わると同時に参拝してきました。

参拝する時の内容はといえばお礼と感謝です。あとは自分自身とブログの読者さん含め僕と縁のある人に笑顔いっぱいの一年にという感じですね。まぁ僕と縁のない人にも笑顔いっぱいの年にしてもらいたいのはやまやまですが、手を広げ過ぎてもあれなので自分に出来ることを(遊びながら)精一杯やっていこうと思います。

 

ということで新年最初のブログですが、昨年の最後の記事が僕の好きな小説で船戸与一さんの「蟹喰い猿フーガ」の名言的なセリフの紹介だったので、せっかくのなで今年最初のブログも「蟹喰い猿フーガ」の名言的なセリフを前回に引き続きお届けします!!

人生のうちで重要なことはほとんどないに等しいんだ。何が起こったって、べつにおたつこことはねえやね

「とにかく、そこに座んなよ。べつにかっかっすることは何もないんだから」

「さっき言ったろうよ、人生のうちで重要なことはほとんどないに等しいんだ。何が起こったって、べつにおたつこことはねえやね」

船戸与一「蟹喰い猿フーガ」

「蟹喰い猿フーガ」のネタバレはしたくないので、内容にはあまり触れないようにしますが、今回の名言的なセリフは自分の手元にあるハードカバーの本の帯にも書いてあるセリフなので良いとしましょう。

 

今回の名言は、大金を失って冷静さを失っていらついている主人公に対して主人公のメンター的な存在(こちらも主人公ではある)となる人物の放ったセリフである。

 

「蟹喰い猿フーガ」は終始この「人生のうちで重要なことはほとんどないに等しいんだ。何が起こったって、べつにおたつこことはねえやね」的な空気で進行している物語です。このセリフは大金のを失い怒り心頭の主人公に対して言ったセリフですが、終始このようにひょうひょうとした感じのメンターと行動をともにすることで、主人公の内面(内部表現)もどんどん書き換わっていきます。

 

今回のセリフをひとことで表すと「細かいことは気にするな」ということです。前回の記事と同じですがそういうことです。そういうマインドセットです。

 

私たちは何かが起こった時や何かをしようとする時に、ネガティブな側面を大げさに考えてしまう傾向があります。真面目な人ほど特にそうです。何でもかんでも大げさに考えてしまって縮こまってしまうのです。

 

しかし、私たちが大げさに考えてしまうことのほとんどは、実はどうでもいいことなのです。「人生のうちで重要なことはほとんどないに等しいんだ」と言っているように、どっちに転んだって本当はべつに大したことはないのです。

 

基本的には自分の方針というか譲れないものだけを信念としてしっかり持っていれば、それ以外のことはどうなろうと気にしないぐらいでちょうどいいのです。いちいち小さなことを気にするから行動が出来なくなったり精神的に参ってしまったりするのです。

 

というわけで、少し極端に見えるかもしれませんが、自分はこういう人間なんだ(理想の自分)という信念を持って、その自分の信念以外のことはどうなっても気にしないというマインドセットを持つことは楽しい人生を送るためにとてもおススメな考え方です。

新年を迎えたという事で信念が大事というわけです。

 

と、うまくまとまったところで、2019年も楽しんで行きましょう!!

 

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

蟹喰い猿フーガ (徳間文庫)

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