前回の記事は嫌味な自己憐憫に拘わってたら行き抜けはしない(蟹喰い猿フーガ)」でした。

 

お正月気分はいいものです。年明けは普段に比べて時間がゆっくりと流れている気がします。街ですれ違う人も心なしか穏やかな感じに見えます。

 

お正月というのは一年で一番厳かな気分になり、ゆったりとした気分にもなり、、穏やかな気分にもなれる特別な時期だと思います。日本の多くの国民のバイオリズムがこの時期に調整されているような感じもします。

 

このお正月気分で一年中ゆったりのんびり暮らすのもいいかもしれませんね。でもそれもしばらく続けていたら飽きてくるでしょう。のんびりしたら動き出す。疲れてきたらしっかり休む。このバランス感覚が生きていく上でとても大事なように感じます。

 

なぜかブログの文章が、心なしか新聞のコラムのような文章になってしまっているような気がしますね。これは今日が仕事始めの人が多いことが影響しているのかもしれません。会社勤めだったころ仕事始めの日は社内で会う人や電話で話す人みんなに「あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。」とあいさつする習慣がありました。多くのサラリーマンの人も仕事始めの日はそうだと思います。そういう人たちの集合無意識が僕の文章までも行儀正しい感じにしているような気がします。またそのような空気感を感じます。

年明けということで、新年のあいさつを兼ねて今年の抱負なり目標をみんなの前で発表している人もいるかと思います。これはどう生きるのかというマインドセットであり、どの方向に向っていくかというゴール設定と同じですね。みなさんコーチングを知らなくても、あたり前のようにマインドセットやゴール設定をしています。とても良いことですね。

 

しかし、せっかくマインドセットをしたりゴール設定をしても、しただけで終わってしまっては何の意味もありません。マインドセットやゴール設定をそのままで終わらせないために必ずしなければならないことがあります。

無意識を意識に上げてフィードバックを取る

そのしなければならないこととは、フィードバックを取ることです。

 

フィードバックとは自分のした行動に対する結果を確認するということです。

自分の決めたマインドセットにのっとった行動ができているのか?

自分が設定したゴールに相応しい行動ができているのか?

 

このように自分のした行動に対する結果を確認するためには、今まで無意識でしていた行動を意識に上げて確認をすることが必要になってきます。なぜなら無意識で行動していれば、今までと同じような行動にしかならないからです。反対に無意識を意識に上げることが出来ればあなたという人間を書き換えることが出来るのです。(内部表現の書き換え)

 

フィードバックを取るためには、大前提としてどうなりたいかが明確でなければなりません。そしてそのどうなりたいかを必要に応じて意識に上げる必要があります。年明けや月初に目標を発表するみたいなのではなく、毎日毎日どうなりたいかを意識に上げてフィードバックを取るのです。

 

自分がどうなりたいかとはマインドセットでありゴール設定であり、自分が生きていく上での方針を決めることです。

 

「それにな、いい年齢(とし)こいてんのに、おまえにはまるで方針ってもんがない。生きるってのはそういうもんじゃないぞ。めりはりってのがだいじだあな。これからはきっちりと方針立てろ」

船戸与一「蟹喰い猿フーガ」

 

ここでこの「蟹喰い猿フーガ」引用を使うと、この引用をしたいがために方針という言葉を使ったように見えてしまいますね。(実際はそのとおりです)

 

私たちは自分で自分を変えることができます。そのためにすることは生きる方針を決めることです。生きる方針がないと、なかなか自分で自分をかえることは出来ません。

 

「自分がどういう人間でありたいか」「自分は何をしたいのか」という生きる方針を明確にし、それを毎日意識に上げて行動しフィードバックを取る。これだけであなたの人生は大きく変革していくはずです。

 

 

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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