
前回の記事は、「リラックスした自然体でいることを日常とする」でした。
簡単にまとめると、気功では自然体が大事なのだが、気功をする時にだけ自然体を意識するのではあまり効果的ではない。
常に日ごろから自然体を心がけて日常生活を過ごすことで、自然体が習慣化されて身に付きますよという話でした。
で、あってるよね。
みぃちゃん「うん、そんな感じだったね」
では、そろそろ自然体となっていただきましょうかね。
自然体になる
まぁ、自然体だから自然にしていればいいんだけど、それがなかなか普段の生活の中で自然に自然体でいるということが難しいという人がとても多い。
なぜなら、常に緊張状態で不自由な自分が普通の状態になってしまっているから。
なので自然体を意識して作っていくという、「普通に考えたらおかしくないですか」ということをやっていきます。
で、自然体であれば心も体も共に自然であり緊張状態ではないのですが、心と体をいっぺんにやっていくのは大変なので、まずは体の方から自然体に近づけていきましょう。
体をゆるめる
体をゆるめることが基本中の基本になります。
気功の基本でもあり、高いパフォーマンスを発揮する基本でもあり、楽しく生きていくための基本でもあります。
ゆるめるといっても、すべてを脱力してしまうと、床にへばりついてしまうことになります。
とはいえ、立っている時に体をゆるめてくださいと言われて、床や地面にぐったりとへばりついた人を今まで見たこともないので、そうなる人はなかなかいないと思います。
全てを脱力できるのは横になっている時だけです。
そのへんはみなさんの無意識がわかっているので、気楽にゆるめてください。
立つときも座るときも自然にゆるめます。
自然体はとても楽な状態です、そしてバランスのとれた状態です。
この楽な状態、バランスのとれた状態を阻んでいるのが、緊張です。
だから、緊張を取ることをやっていきます。
そして緊張を取るのに有効な手段が、体をゆるめることになります。
しかしながら、ここで問題が発生します。
体をゆるめてくださいと言われても、ほとんどの人が体をゆるませることができないのです。
または、本人はゆるんだつもりになっていても全然ゆるんでいないのであります。
(もちろんすべての人がってわけではありません)
なぜなら緊張状態がその人にとっての自然体のようになってしまっているから、ゆるんだ状態がどのような状態かが体感としてわからないのです。
現代日本人は緊張状態で体がガチガチなのが普通で、体をゆるめるとかリラックスの大切さを学ぶことはほとんどありません。
僕の場合は幸運にも10代の最後に体をゆるめることがいかに大切かを学ぶ機会がありました。
それは、大学入学時に通い始めた格闘技系の道場でした。
その道場では体の上手な使い方を指導していて、その中に体の力を抜くことも入っていました。
今となっては無駄な力を抜くということは当然のこととして認識している自分でも、そのころは力を抜いた方が逆に力が出るなんて思いもしていませんでした。
で、入門した当初は体の使い方を徹底してトレーニングしたのですが、当時10代だったのだが、すでに体がガチガチになっていて、毎日のように道場に通っても体がゆるんでくるまでに結構時間がかかった覚えがあります。体がガチガチと書きましたが、高校時代から柔軟体操はしていたので普通の人に比べたら柔軟性はかなりあります。
しかし柔軟性があることと体をゆるませることとは全然違います。
まぁ全然違うとはいえ、普段から自分の体のことを意識して柔軟性を高めるなどの体のメンテナンスをしている人と、自分の体についてほとんど意識していない人とでは、体を扱うことについて差がでるのは当然ですが、そこのところは今回は置いときます。
自然体を習慣になるまで意識し続ける
いずれにしろ、普段から自然体であったり体をゆるめたりすることを意識している人でないと、いきなり体をゆるめてくださいと言われても、そう簡単にはゆるまないのです。
またその場でゆるむことができたとしても、普段の生活の中でゆるむことを意識して続けることをしなければ絶対に身につくことはありません。
なぜなら人は習慣の生き物であるから、何も考えてなければ無意識に今まで行ってきた動作をそのまま繰り返すだけなので知識だけ入れたからといって自然に新しい習慣が身につくわけではありません。
だから、あなたが体がゆるんだリラックスした自然体で毎日の生活を過ごそうと思うのであれば、その状態が習慣として身につくまで、意識してやり続ける必要があるのです。
もし、気功をする時だけリラックスすればいいとか、コーチングする時だけリラックスを意識すればいいと思っている人がいたらそれはう~んって感じです。
リラックスくらい無意識に普段からしているようになっておけよって話です。
ん~、いや~、ってか今回は自然体になる具体的な方法を書こうと思っていたのに、なぜかまた習慣の話になってしまったな~
「そうね~、まぁ習慣化することは大事なことだし、伝えたいこと書いてるんだからそれでいいんじゃないの。」
だな~、
習慣化しなことには何ごとも身につかないからね~
ってことで、次回こそは体をゆるめる具体的な方法を書くとするかな?
「なんだよ、疑問形かよ!?」
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。