Fate/stay night SET1 〈期間限定生産〉 [DVD]
今回はいきなり、アニメ『Fate/stay night』の話しから入っていきます。
主人公たちが絶体絶命の危機に追い込まれた時に、遠坂凛(画像左上)のサーバントであるアーチャー(同右上)が仲間達を逃がすために自らが犠牲となって強敵を迎え撃つ覚悟を決める。そしてその時アーチャーが主人公である衛宮士郎(同左下)に向けて(結果として最後となる)アドバイスを送ったときのセリフがこれだ。
「いいか、お前は戦う者ではなく、生み出す者にすぎん」
「余計な事など考えるな。お前に出来る事はひとつだけだろう。ならば、そのひとつを極めてみろ」
「忘れるな、イメージするものは常に最強の自分だ。外敵など要らぬ。お前にとって戦う相手とは、自身のイメージに他ならない」
『Fate/stay night』第14話より引用
アーチャーの言ったこの一連のセリフに重要なメッセージがいくつも入っています。
このセリフを題材にガッツリとしたセミナーが出来るほどです。
今回はその重要なメッセージの中からひとつを絞ってお話ししていきます。
イメージするのは常に最強の自分だ~セルフイメージの話
「忘れるな、イメージするものは常に最強の自分だ。外敵など要らぬ。お前にとって戦う相手とは、自身のイメージに他ならない」
これはストーリーを知っている人から見れば、言っていることはストレートにそのまんまの解釈となります。
というのも、主人公である衛宮士郎は魔術師であり「投影」(イメージを元に、魔力で無から一時的に物体を作り出す魔術)という魔術が使えるからである。
それゆえ、その魔術で最強の自分をイメージして作り出せということである。
しかしこれはアニメの世界の中だけのセリフにしておくには実にもったいない話しなのである。
「投影」魔術が使えない人にとっても、とても重要なメッセージなのです。
あなたの現実世界(リアリティ)を作り出す構成要素のひとつにセルフイメージ(自己イメージ)があります。
セルフイメージとは自分とはこのような人間であると思い込んでいる自分に対するイメージです。
例えば
「自分は明るくて社交的だ」
「自分は人見知りで恥ずかしがり屋だ」
「自分は真面目にコツコツやる男だ」
「自分は何をやってもうまくいかない人間だ」
みたいなことです。
そして人は、自分のセルフイメージ通りの行動をとります。
いつもセルフイメージ通りの行動をとるため、それはもう普段から接している人から見たらこの人はこうするだろうなと予測可能なほどです。
セルフイメージは、その人がいままで体験してきたことや子供の頃の他人からの刷り込みによって作られます。その集大成が無意識として自動的に作動しています。
それでも、若くていろんなことにチャレンジしたり成長している時などは、自分の成功体験などによりセルフイメージが変わっていくこともあります。
しかし年を取るにつれてだんだんと向上心や学ぶ姿勢が薄れてきて、自分とはこういう人間だといういセルフイメージが固まってしまう傾向があります。
で、セルフイメージが固まってしまうと自分のセルフイメージの範囲内の行動しかしなくなります。しなくなるというか、正確には自分のセルフイメージの範囲内の行動しか出来なくなります。
そのセルフイメージがとても良いイメージの自分であれば申し分ないのですが、あまりよろしくないイメージだとそれがそのまま死ぬまで続いてしまうわけで、まぁなんちゅうか本中華って感じになるわけです。
そこでコーチングです。
コーチングではあなたをあなたが理想とする自分にしていきます。
その時に使う方法のひとつに、セルフイメージを理想とする自分のセルフイメージに書き換えていくというのがあります。
まさにアーチャーが衛宮士郎に言ったセリフ
「忘れるな、イメージするものは常に最強の自分だ。外敵など要らぬ。お前にとって戦う相手とは、自身のイメージに他ならない」
これがセルフイメージの書き換えでありセルフコーチングです。
このセリフの最強の自分が、理想の自分ということになります。
あなたがこうなりたいという理想の自分をイメージする。
そしたら、その理想の自分として行動していく。
これがセットです。
あなたが目を向けるべきは、周りの人との比較ではなく、自分自身がどうなりたいのかです。
そしてどうなりたいか決めたら、もうすでにそうなっているかのように行動する。
アーチャーの言う通り、戦う相手は他ならない自分自身のイメージなのです。
もしあなたが今の自分を変えたいと思っているのなら、ぜひこれを試してみましょう!
ちなみに僕のコーチングセッションもかなりおススメです!!
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。